動物に感覚や感情はあるのか?では魚は?その科学的な見解とそこに至るまでの経緯 (3/5ページ)

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彼らが社会的な動物で群れの仲間と親しい関係を築くことや、餌動物であり危険が迫れば反射的に逃げ去ることを考えれば、驚くには当たらない。

 カナダでは、乗馬はモータースポーツやスキーに並び最も危険なスポーツの1つとして数えられている。その際、騎手の安全などを守るために重要になってくるのが、馬の感情状態であると考えられている。

 フランスのある研究者は、乗馬スクール22校が飼育する馬184頭が示した感情レベルと学習能力を調査した。

 未知の状況に落ち着いていられる能力と新しいものや状況が危険ではないと素早く学習できる能力は、乗馬において決定的に重要であることが判明していた。そこでその研究者は馬の感情面に着目することにしたのだ。

 結果、馬の感情の起伏に最も影響を与える要因の1つは飼育環境であった。屋外で飼育されている馬は、馬小屋の仕切りで個別に飼育される馬に比べて、新しい物体に対して恐怖をあまり感じず、馬場であまり興奮しないでいられた。

 この結果は意外なものではないが、研究では、馬が不安や恐怖といった感情を感じることができる事実を強調している。

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 また別のなかなか決着しなかった疑問は、少なくとも20世紀初頭には提起されていた動物に性格があるかどうかという問題だった。

 これについては今でこそ動物に性格があり、それが人間に匹敵するくらい多様であることが一般に受け入れられている。

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