神社仏閣のプロモ?森鴎外の名作・山椒太夫を生んだ説経節。そもそも説経節とは何? (2/2ページ)

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安寿と厨子王が山椒太夫に買われた時代は中世と言う設定ですが、ここに山椒太夫誕生のカギがありました。

学校の授業でも勉強する荘園(権力者の私有地)と言う言葉がありますが、何らかの事情でこの荘園から逃げだした人を散所(さんしょ)の民と言います。そうした人々を雇うだけでなく、拉致や人身売買で得て労働力を手にして栄えた者が散所の太夫と呼ばれたことから、命名されたと言う説が有力です。

他にもあるのが、山椒太夫が領主をしていた土地(庄)が由良だけではなく、河守や岡田も合わせた三庄であったため、三庄太夫→山椒太夫となったとする説です。

いずれにしても名前の由来が農地に絡んでいるところ、富裕な大地主でありながら強欲が治らない山椒太夫の性格を表しているとも言えますね。

次項では、森鴎外の小説やそれを基にした諸作品では描かれなかった原作の山椒太夫との差異を中心に紹介していきます。

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