戦国武将に学ぶ「ビジネスに効く名言」15(3)「五常」の実践もほどほどに (2/2ページ)
不自由を常とおもへば、不足なし」(徳川家康)
人生はまるで苦労の連続のようなものだし、不便・不自由なことも、それが日常だと思えば不平を言うこともないだろう。
「人間五十年、夢まぼろしのごとくなり」と歌った信長の時代から、現代は60歳の定年から平均寿命の90歳近くまで、約30年もの「長い老後」がある時代になってきた。セカンドライフをどう生きるか、いかに死ぬのか、武将たちの言葉に大いなるヒント、励ましがある。
最後に、秀吉のあまりに有名な辞世の句をかみしめてみよう。
「露と落ち 露と消えにしわが身かな 浪花のことは 夢のまた夢」(豊臣秀吉)
栄華を極めても、そうでなくても、人生は夢、幻と思えば、何があっても心病む必要はない。
本文に引用した武将たちの名言は、「日めくり勝暦 戦国武将名言録」「日めくり勝暦 ビジネスに効く名将の言葉」(発行:能登印刷出版部、発売:梧桐書院)を中心に、その他の名言集などから編集部にて抜粋した。