【国沢光宏の言いたい放題】日本カー・オブ・ザ・イヤー発表目前!今年の大賞候補を大胆予想【第12回】
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国沢光宏の言いたい放題
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評価レビュー
毎週水曜日更新!「国沢光宏の言いたい放題」
この動画は、自動車評論家の国沢光宏先生が、クルマにあまり詳しくない初心者に向けて、「分かりやすく」「言いたい放題」解説する動画です。
目次
10ベストカーを1台ずつおさらい! 10ベストカー残りの5車種もおさらい! ズバリ!今年のカー・オブ・ザ・イヤーはどのクルマが獲るのか!? ■今年の栄冠はどのクルマなのか?日本カー・オブ・ザ・イヤー2017-18毎年恒例である日本カー・オブ・ザ・イヤーの最終選考会・表彰式がいよいよ来週12月11日(月)に迫っています。
既に先月10ベストカーが発表され、ノミネート車から候補が10車種に絞られました。
果たして、今年の大賞はどのクルマに与えられるのでしょうか。今回は10ベストカーをおさらいしつつ、大賞候補に迫っていきます。
イキクル3周年記念特別企画!現金30,000円プレゼントキャンペーン実施中 ■10ベストカーを1台ずつおさらい!牧野:今回はいよいよ来週発表に迫りました日本カー・オブ・ザ・イヤー2017-18の話とさせていただきます。先日、カーオブザイヤーのHPにて「10ベストカー」が発表され、10車種がノミネートされました。その中から来週大賞が決定されるということで。さらに国沢先生はカー・オブ・ザ・イヤーの選考委員を兼ねていらっしゃいます。その国沢先生から今回はカー・オブ・ザ・イヤーを大胆予想していただきたいと思っています。
国沢:まずは候補から見ていきますか。
牧野:1つ目のクルマはトヨタ・カムリですね。
国沢:カムリを見てどう感じますか?
緒方:ネットでも見てきたのですが、どれを見た中でも一番いいのかなと思いましたね。カッコいいというイメージです。牧野さんはどうですか?
牧野:僕の家の近くにトヨタのディーラーがありますが、やっぱりそのディーラーさんの店頭にもカムリが置いてありますし、トヨタの中でもかなり推しているのかなという感じがありますね。
国沢:推す推さないは関係ないでしょ。買う人が決めるわけですからね。
牧野:僕の個人的な感覚ではないかなぁという感じです。
国沢:アルファロメオ・ジュリアはどうですか?
牧野:これまでの大賞に輸入車が選ばれてないですよね。
国沢:輸入車ダメなんですか? ゴルフは選ばれていますよ?
牧野:確かにそうですね……。でも見た目はいかにもイタリア車って感じはしますよね。
緒方:中にイケメンのお兄さんが乗っていたら似合いそうですね。
国沢:まあ、悪くはないと思いますけどね。でも、日本のCOTYかと言われたら疑問ですね。続いてシトロエン・C3。
緒方:これはまた今までの2車種とまた違うタイプですね。
国沢:意外と安いんですよ。200万くらいで買えます。
緒方:そうなんですね。もっとしそうなイメージでした。
牧野:乗ったことがないのでイメージで言うのですが、シトロエンのイメージってプジョーと比べて冒険しているという感覚ですので、このC3もどうなのかなぁという感想です。
国沢:それではこれはどうですか? レクサス・LC。
緒方:これは乗る方が限定されてきそうなイメージです。
国沢:確かにみんなが買うようなクルマではないですね。元々台数も売れるものではないので。
牧野:見た目が完全にレクサスですよね。
国沢:これわざとやってるんですよ。ベンツやBMWって顔が一緒でしょ。同じようにレクサスって一発で分かるようにしているんです。これってヨーロッパ的な考えで、レクサスってアメリカで売れるクルマだから。アメリカのクルマってみんな同じ顔をしてないので、合わせる必要はないと思いますけどね。
緒方:アメリカの方も一緒であることを好むイメージはないですけどね。
国沢:そうなんです。別にアメリカ人も一緒じゃないとダメってこともないですよ。ですから少し古い考えかなと私は思いますね。
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■10ベストカー残りの5車種もおさらい!国沢:マツダ・CX-5。
牧野:僕はこれ結構いいと思っています。
国沢:結構いい? なんでそう思いますか?
牧野:このCX-8を東京モーターショーで見ましたが、元々CX-8はCX-5をベースに作られているじゃないですか。色々見た限り、いいクルマだと感じましたので。
国沢:緒方さんはどうですか?
緒方:他と比べてガッシリしていてファミリーで乗るのに適しているという印象です。ただ、自分自身が運転するイメージが持てないですね。
国沢:なるほどね。じゃあ、ホンダ・N-BOX。
緒方:これは私の年代の方でもよく乗っているクルマですね!
牧野:僕はこれが今回の大賞候補なのではと思っていますね。やっぱり人気もありますし、何度か試乗もさせていただいたのですが、乗っていて室内も広くて快適なんですよね。
国沢:他の軽自動車は快適ではないと?
牧野:他の軽自動車にあまり乗ってないので……。
国沢:それはずるいよね。他のに乗ってないのにこれだけ評価するのはデタラメですよ! 次に行きましょう。ボルボ・XC60。
牧野:これに関しては分からないですねぇ……。
国沢:世界一安全なSUV。これに乗って事故を起こす方が難しい。
緒方:それくらいしっかりされているんですね。
国沢:何かにぶつかりそうになったら警笛が鳴るか止まるかですし、ハンドルを逆に切って当たらないようにしてくれます。
牧野:安全性という意味ではトップレベルの実力はありますよね。そこをどう評価するか。
国沢:続いてスズキ・スイフト。
牧野:友人がスイフトに乗っているのですが、楽しそうに乗っているんです。クルマに乗るときって走りを楽しむという部分も大事だと思いますが、そういう意味でユーザーの願いをかなえられているのかなと思います。
国沢:フォルクスワーゲン・ティグアン。
牧野:フォルクスワーゲンってゴルフやポロなどのコンパクトカーのイメージなので、ちょっとイメージが付かないですね。
国沢:最後、BMWの5シリーズ。
牧野:これも乗り手を選ぶクルマですよね。日本のカー・オブ・ザ・イヤーにはどうなのかなぁと。
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■ズバリ!今年のカー・オブ・ザ・イヤーはどのクルマが獲るのか!?国沢:「カー・オブ・ザ・イヤー」って何かというと、おおざっぱに言うとお祭りです。自動車業界で今年1番の目立ったクルマ、面白いクルマを選びましょうと。お祭りにはどこだってお神輿があったり、山車があったり、縁日があったりするじゃないですか。それってみんな違うタイプのものですよね? 今出たクルマもSUVやセダンなど全然違うものです。だからそれで比べることはできないんです。でもお祭りに行くと「今年は踊りが良かったよね」とか「今年はお神輿頑張ったよね」というのはありますよね。まずはそれが大事です。
牧野:なるほど。
国沢:2つ目に、振り返った時にこの年ってどんな年だったのか分かるものがいいんです。「この年はハイブリットが出たな」という年にはプリウスが大賞を取っていますし、「この年は電気自動車が出たな」という年にはリーフが取っている。そういうエポックながなきゃいけないんです。そうすると、今年1番面白いのはN-BOX。軽自動車がもし歴史で初めてカー・オブ・ザ・イヤーを受賞するかどうか。今までの軽自動車の仲ではやっぱりダントツにクルマがいい。それをどう評価するかですね。あとはボルボが輸入車では傑出していいクルマですね。他にはCX-5も実力ありますし、カムリもアメリカでは売れている。この辺りが出てくるのではという予想です。
牧野:ありがとうございます。今年のカー・オブ・ザ・イヤーは12月11日に表彰式が行われますので、今から楽しみにしていきたいですね。それでは本日はこの辺りで終わりたいと思います。また次回お会いしましょう。