人間の心の謎について驚きの事実を暴いた8つの心理・社会実験(※追記あり) (2/10ページ)

カラパイア

すなわち、1日は青い目の子たちを贔屓(ひいき)して優越感を感じさせ、その翌日は変わって茶色い目の子たちを同じように扱った。

 その結果、エリオットから贔屓されたグループはやる気を見せ、積極的に質疑応答を行い、その内容も的を得たものとなり、さらに試験の成績まで上がった。一方、差別的な扱いを受けたグループはやる気を失い、消極的で回答も不正確なものとなった。

 人種や外見かかわりなく、周りの扱いによって性質が変化する例となった。

 ・2. ピアノ階段実験(退屈な作業に楽しさを取り入れると?)


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article source:thefuntheory

 フォルクスワーゲンが提唱する「ファン理論」は、退屈なことを楽しくすれば、人の行動を望ましいように変えられることを証明している。

 実験ではストックホルムの地下鉄の階段をピアノの鍵盤のように変えて、利用客がエスカレーターの代わりに健康的な階段を使うかどうか観察した。

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Piano stairs - TheFunTheory.com - Rolighetsteorin.se

 結果、階段の利用率は66パーセント増加。きっと楽しいからだろう。私たちは遊び心を持っている。街並みを楽しく作り変えれば、人々を幸せでかつ健康にできるということだ。

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