大学生のパソコン選びのポイントは? 機能・性能以上に重視するのは……
大学生になると、レポート作成や調査、大学内のシステム利用などでパソコンを使う機会が増えてきますよね。大学によってはPC購入必須としているところもあります。プライベートでも、スマホのバックアップや写真の整理など欠かせないPC。しかし、PCと一言で言ってもMacとWindowsの違いに加え、メモリや処理速度など各メーカー・モデルでたくさんの違いがあって正直迷ってしまう……。そこで、現役大学生の内どれくらいの人がPCを持っているのか、どんな基準でPCを選んだのか、調査してみました。
■あなたはパソコンを持っていますか?
はい 868人(86.2%)
いいえ 139人(13.8%)
パソコンを持っている人が約86%、持っていない人は約14%で、持っている人が多数という結果でした。持っていないという人は、大学にも共有のパソコンがあったりと、自分用が無くても事足りるのかもしれません。一方、総務省の2016年の調査によると、パソコンの世帯普及率は78.0%という結果があります。一般的なパソコンの普及率に比べると、大学生はより多くの人がパソコンを持っているんですね。
■あなたのパソコンはMacですか?それともWindowsですか?
Mac 128人(14.8%)
Windows 740人(85.3%)
パソコンを持っている人の中で、Macは約15%、Windowsは約85%と、Windowsが圧倒的多数でした。一般的に、Macはスタイリッシュなデザインやシンプルな機能が魅力的です。一方Windowsは、トラブルで質問したい時に、周囲に多くのWindowsユーザーがいて聞きやすいというメリットがあります。また互換性に優れ、ほとんどのフリーソフトが使えるという便利さも見逃せません。
■そのOSを選んだ具体的な理由を教えてください。
大学生がMacを選ぶ大きな理由の一つが、「オシャレだから!(男性/21歳/4年生)」。「軽くて持ち運びがしやすいから。画面が鮮明で見やすいから(女性/21歳/3年生)」と、Macの特性を挙げる人もいました。Windowsは、何といっても学校や企業で実際に多く使われています。小学校からパソコンの授業を受けている現代の大学生が、「使い慣れているから(女性/22歳/4年生)」というのはうなずけます。また、「大学指定(女性/24歳/大学院生)」という声も多く見受けられました。「Windowsのほうが色々なソフトに対応するから(女性/21歳/4年生)」というのは、Windowsの大きなメリットですね。価格について、「Macが良かったが予算の都合が合わずWindowsにしました(女性/22歳/4年生)」というように、安さでWindowsを選んでいる人も多くいました。
では次に、大学生のパソコン選びのポイントや、そのポイントを重視する理由を聞いてみました。
■あなたのパソコン選びのポイントはなんですか?
1位 値段 411人(47.4%)
2位 機能・性能 369人(42.5%)
3位 処理能力・処理速度 270人(31.1%)
4位 メモリの容量 248人(28.6%)
5位 サイズ 211人(24.3%)
6位 メーカー 200人(23.0%)
7位 重さ 198人(22.8%)
8位 バッテリーの持ち 165人(19.0%)
9位 ストレージの種類(HDDかSSDなど) 116人(13.4%)
10位 厚さ 93人(10.7%)
10位 保証期間 93人(10.7%)
まずは、1位の値段と2位の機能・性能とのバランスで考える人が多いようです。3位の処理能力・処理速度と4位のメモリの容量は、2位の機能・性能に含めて考えても良いですね。中身の次は外見。サイズ、メーカー、重さ、ちょっと飛んで厚さと続きます。8位のバッテリーの持ちや9位のストレージの種類、10位の保証期間も、意外と多くの大学生がポイントに挙げています。
■安さと機能性を重視する人が多数!
「安くて性能良いのがいい!(男性/20歳/2年生)」という声は、多くの大学生の考えを代弁しています。自分がどういう用途でパソコンを使うのかをしっかりと考えて、「レポートや携帯のバックアップがメインだから機能性というよりは値段を重視(女性/21歳/4年生)」という人もいました。
大学で学んでいる学問によっては、「理系なので、重いソフトを起動しても問題なく動作する程度のスペックを求めた(男性/19歳/1年生)」といった、値段より機能・性能重視のコメントも。外見については、大学での講義やレポート作成に使うことを前提に、「大学に持っていくことがしばしばあるので、重さや大きさは重視した(男性/19歳/1年生)」、というコメントが多く見られました。「バッテリーは最低で6時間持つものを基準にしている(レポート作業が10時間程度あるため)(男性/22歳/3年生)」という、具体的なレポートの作成時間まで考えて、バッテリー重視の人も少なくないようです。
ポイント1. パソコンを持っている大学生は86.2%
ポイント2. MacよりもWindowsを持っている人が多い
ポイント3. パソコン選びのポイントは1に値段、2に機能・性能
今やパソコンは、大学生にとって必須ともいえる勢いで保有率が増えてきています。パソコンの種類としては、普及率の高いWindowsがMacよりも多く選ばれていました。子どもの頃からパソコンの授業でWindowsを使ってきて慣れていることや、Macに比べて価格が低いことが主な理由のようです。パソコンを選ぶポイントも、やはり値段と機能・性能のバランスを考えたコスパのよさが重視されています。また、自宅だけでなく大学でもパソコンの作業をするため、持ち歩きに便利な軽くてかさばらないという要素も大切なようです。
文・学生の窓口編集部
マイナビ学生の窓口調べ
調査期間:2017年11月
調査人数:男子大学生502人 女子大学生505人