【発祥の店】カツサンド発祥のお店「井泉(いせん)」で味わう本当の元祖カツサンドとは? (2/3ページ)
それが、東京都文京区湯島の「井泉 本店 (いせん)」だ。
・カツサンド発祥の地、それが「井泉 本店 (いせん)」
こちらのお店、昭和5年(1930年)創業の老舗トンカツ店。
1930年といえば、ロンドン海軍軍縮会議が開催され、マハトマ・ガンジーがインドの独立を目指して「塩の行進」を行うなど、世界的に様々なうねりが産まれていた時代。
そんな時代に産まれたのがこちらのお店なのだ。
東京の花街として賑わっていた下谷(したや)の芸者たちの口元が汚れないように、時間がかからずにつまんで味わえるようにとこちらのお店の初代によって作られたのが、いまでは全国的にメニューとして広がった「かつサンド」。
お米が主食であった日本において、カツをパンで挟むという斬新すぎるトンカツの新時代を切りひらいたお店の1つ、それが「井泉 本店 (いせん)」なのだ。
・美しく柔らかいカツサンド、それが井泉の流儀
こちらのお店のカツサンドは見た目にも上品なカツサンド。
箸でも切れるほど柔らかくなるような仕事がされたトンカツと、しっとりと小振りなパンとの相性は抜群。
パンとカツとが、分離せず、何の抵抗もなく一体となって口の中で両方の味わいを引き出してくれるその味わいは驚きを禁じ得ない。
ソースの量も非常に計算されているせいか、タレることもなく、かといって薄いわけでもない、まさに絶妙のひとことに尽きる、そんな味わいを痛感してしまう。