中国「微笑み侵略」の餌食となりつつあるオーストラリア (2/2ページ)
「その出版妨害事件は、チャールズ・スタート大学のクリーブ・ハミルトン教授が、『複数の大学には中国からの巨額資金が流入しており、学術分野において、中国の体制批判ができないような北京の指令を受けた“見えない手”が忍び寄っている』という内容の出版を企図したのですが、予定していたアレン&アンウイン社は、『この本を出すことによって将来多大な損害を被りそうだ』と出版を断ったのです」(同・ジャーナリスト)
日本では天安門事件以後、中国批判は少なくとも出版界ではタブーではなくなり、2003年の『反日暴動』以後は、書店に中国批判本があふれ出た。むしろ直近の中国の動きは、左派系有識者やジャーナリストを動員し、これらを“ヘイト本”扱いにして影響を除去しようとしている。例えば中国のバブル崩壊を喧伝する媒体は多いが、どれも“見当違い”という切り口での逆襲だ。
いずれにせよ南シナ海や尖閣列島を見れば、中国の正体は一目瞭然である。
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