東洋医学医師が憤怒直言「病院の漢方マニュアルはデタラメだ!」(1)西洋医学と東洋医学は違う (2/2ページ)

アサ芸プラス

ところが、最近は、西洋医学の医者が、病名医療の発想のままに漢方薬ば使うけん、おかしかことになるたい」

 と田中氏は嘆くのだ。

 例をあげよう。多くの病院で風邪薬として処方されているのが、漢方薬の代表「葛根湯」である。

「葛根湯は体の表面の体温を上げる薬たい。じゃけん、葛根湯で肩凝りがよくなったり、頭痛が治ったりもする。別に風邪専門の薬ではなか。しかも、あくまで葛根湯ば有効なのは、喉頭などの体の表面部分で、気管支や内臓などから来る風邪の症状にはあまり効果はなか。それを、病名医療で頭が固まった医師は『風邪薬=葛根湯』とマニュアル的に処方するけん、漢方薬本来の効能を生かせん。『小柴胡湯』も本来は内臓など、体全体の温度調節をする薬なのに、臨床データで『肝炎に効く』となったとたん、『肝炎の特効薬』のように使われたあげく、体質が合わない患者たちが副作用で死ぬ事故ば起きたたい」

 オーダーメイドで使うべき薬をレディーメイドで使った結果の悲劇と主張するのだ。

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