ネットで巻き起こったリアルな「ロスジェネの逆襲」 (2/2ページ)
そういう人間がトップというのが今の日本の大問題。》
《旭化成社長の「40代前半の層が薄い」発言、この人の年代みればいかにも言いそうなことで、別に自分たちが切った訳じゃなく、上の世代がやったことだからっていう他人事なんだよね。実際に切った人たちはこんな言い方しない。》
このように、旭化成社長の自覚の薄さに対する反発や、《この社長さん何歳だろうとググったら現在62歳。「2000年前後に構造改革で採用を極端に減らしたためです」と仰る2000年は45歳。まさに会社の中核。なんで他人事のように…》と社長の経歴まで調べる人まで出てきている。
簡単に消えることのない「恨み」
現在の30代から40代前半の世代は、“ロスジェネ”と呼ばれて就職活動で苦労をしてきた世代だ。新卒学生の就職率が6割を切り、東京大学や京都大学、早稲田大や慶応大といった一流大学と呼ばれる大学を卒業してもフリーターやニートになっている人は珍しくない。
だが、経営者側からみれば当時はバブル崩壊、アジア金融危機、小泉改革による格差社会、リーマンショックと採用を絞らないと会社自体がつぶれてしまうという危機もあったという理由もあるだろう。しかし、次のような意見もある。
《旭化成の寝言に関して。氷河期ど真ん中世代の1人として言っておくと、火をつけるだけがテロではないよ。今後、親の世代が介護老人になっても相手しない(そんな余裕ない)し、社会参加を頼まれてもお断りする。絶縁してきたのはそっちだからね。都合よく仲直りできるなんて思わないでほしい。》
このように、社会と断絶されたのだという“恨み”に近い思いは簡単には消えないようだ。
大ヒットしたドラマ『半沢直樹』の原作小説シリーズには『ロスジェネの逆襲』というのがある。まさに、これからこの逆襲が始まろうとしているようだ。