神戸製鋼とリコーが優勝争いから脱落 東芝は7連勝で最終節に望みつなぐ (3/3ページ)

ラグビーリパブリック

8勝4敗(勝点38)となり、前日に勝点42としていたトヨタ自動車に食らいついた。

 前半2分にSH小川高廣のインターセプトトライで先制した東芝は、9分、敵陣深くでアドバンテージをもらうとSH小川がキックパスを放ち、両軍の競り合いでこぼれたボールをCTBリチャード・カフイが拾ってゴールに運んだ。14分にはゴール前の密集からSH小川が間隙を突いて追加点。さらに、19分にCTB松延泰樹、28分にはWTB宇薄岳央がトライゲッターとなり、38分にはHO湯原祐希がピック&ゴーでインゴールにねじ込み、34-0と大きくリードして前半を終えた。

 後半、近鉄のFBセミシ・マシレワに中央突破からのロングランを連続で許し、20点差に詰められた東芝だったが、73分(後半33分)、ボールを乗り越えてのターンオーバーからSH藤原恵太が右隅にフィニッシュしてリードを拡大。終盤にはWTB石井魁が連続トライを決め、快勝でボーナスポイントも獲得した。

 最終節(12月24日)、東芝はサントリーと対戦する。

 近鉄は3勝9敗(勝点13)でレッドカンファレンスの最下位が確定し、13位~16位決定トーナメントに進むことが決まった。

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仲間を探すクボタの金昊範(撮影:髙塩隆)

 入替戦と自動降格に関わってくる13位~16位決定トーナメントを回避したいクボタとコカ・コーラの戦いは、秩父宮ラグビー場でおこなわれ、クボタが12-5で制した。レッドカンファレンスのクボタは5勝7敗(勝点22)でNTTドコモと並び、得失点差で上回り6位となっている。

 ホワイトカンファレンスのコカ・コーラは開幕から12連敗(勝点3)で、13位~16位決定トーナメント参戦が決まった。

 前半は0-0。

 均衡を破ったのはクボタで、47分(後半7分)、敵陣深くでモールが崩れたあと、FL末永健雄が持ち出してパワーでゴールへ突っ込み、先制した。

 対するコカ・コーラは56分、ラインアウトからモールで押し込み、5-5の同点とする。

 しかし、連敗脱出を目指して最後まで食らいついたコカ・コーラだったが、競り勝ったのはクボタで、71分、またもルーキーのFL末永が敵陣深くでタックルを破ったあとスピンを使ってゴールラインを割り、決勝トライとなった。

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