【インターン体験談】食品業界志望者必見! 調味料メーカーの商品開発ってなにするの?【学生記者】

学生の窓口

こんにちは、慶應義塾大学4年のみゆです。

いつの時代も難関と言われる食品業界への就職。食品はもちろん生活に欠かせないですし、食べることが好きな人は世の中にたくさんいるため人気が衰えない業界です。自分が仕事で関わった製品が消費者へ与える影響が大きいことからも、多くの人が「入りたい」と思うのでしょう。かくいう私も食品業界に興味を持っており、特に狭き門と言われる「商品開発職」のインターンシップに参加しておもしろさを探ってきたので、惜しみなくご紹介させていただきます!

■基本情報

内定業界:メーカー
インターンに応募した社数:10社
インターンに応募した時期:大学3年の11月
インターンに応募した会社の業界: 食品
インターンの日数:1日間

■インターンに参加するための選考内容は?

「アンケート」という名目で書類選考がありました。WEBテストは実施せず、書類の内容のみで参加の可否が決まります。

■インターンの選考の難しいところや突破のコツは?

インターンシップへの参加に書類しか課されなかったため、いかに採用担当者に「読もう」という気にさせて、かつ「この学生には参加してもらおうかな」と思わせる文章を提出できるかが突破のコツです。学生記者として文章を書き、不特定多数の方へwebサイトを通じて発信した経験は、こうした書類作成の時に非常に役立ちました。

この企業の商品開発職は大学院生が多くエントリーする職種だったので、学部生の私は最終学歴では勝負できませんでした。就活において学歴で勝負するつもりは毛頭ありませんでしたが、どうにか大学院生に埋もれないような書類を書こうと奮起し、運よく参加まで至りました。

■わたしがそのインターンに参加しようと思ったきっかけ

いわゆるBtoCメーカーで働きたいという想いが強かったからです。食品メーカーで開発職を目指すということは、大学院生と戦うことになるのも承知していました。しかし、学部生の時点で業務内容を知る機会をもらえるのであれば、参加してみたいと思いました。また、この企業は調味料を扱っていたので、料理に華を添える商品の開発はどんなところがおもしろいのだろうと純粋に興味を持っており応募意欲が湧いてきました。

■そのインターンで実際に行ったこと

1日だけのインターンだったので、6人のグループワークで新商品の味を決める仕事を体験しました。消費者の好みなどのデータ・売上ランキング・会社としての今後の意向が記された書類を元にして、調味料の新しい味の候補から一つに絞り込んでいく作業です。1時間しか議論の時間がない中で、候補を絞るためにさまざまな「根拠」を挙げていくことが主な内容でした。意見が割れながらも、なんとか一つに絞り発表をして終了しました。

■インターンに参加して身についたこと・学んだこと

食品業界における「開発」の仕事は意外にもデスクワークが多そうだと感じました。今回体験したグループワークでも感じたことですが、新しい味の候補が上がってきて、それを決めるには書類を睨みながらの議論が必要です。また、日本は四季があるため季節によって家庭で作られる料理の傾向は異なります(例えば、夏にすき焼きや鍋はあまり食べませんよね)。こうした傾向をふまえて、季節ごとの売れ行きを予想しながら行った新味決定は、調味料メーカーならではのおもしろさ・難しさを秘めていました。

■このインターンに参加するメリットは?

1日のインターンでも、参加することで自分が体験した仕事のどんなところにおもしろさを感じたのかが分かりました。就活で重要だと言われる自己分析に最高の機会です。企業パンフレットを眺めて「なんとなくおもしろそう」と感じるより、少しでも仕事を体験して「この部分におもしろさがある」と分かったほうが、後に受験する企業を決めるときにも役立つメリットです。また、大学院生とのグループワークで、自分の力不足さを痛感できたのも個人的にはメリットでした。

■まとめ

食品業界が難関であることは確かですが、挑戦してみればその業界を知るいい機会をもらえます。意外に自分の想いがしっかりしていれば、きちんと見てくださる方がいるはずですよ。倍率や学年に臆せず、インターンに応募するところから始めてみて、主体的に企業選びをしていきましょう。自分に自信を持って食品業界就職を目指してくださいね!

文・みゆ

「【インターン体験談】食品業界志望者必見! 調味料メーカーの商品開発ってなにするの?【学生記者】」のページです。デイリーニュースオンラインは、インターン体験談経験者に聞いたインターン経験人気カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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