2017プロ野球「行く年来る年」座談会(1)ブレなかったDeNA・ラミレス監督 (2/2ページ)
いったん送り出したら、細かいことを言わずに選手の自主性に任せるというスタイルですね。
角 ポストシーズンはヤクルト監督時代の野村克也さんに似た采配だったね。このタイプの監督は、CSや日本シリーズには強いよ。
駒田 不利と言われていた日本シリーズでも、3連敗から2つ盛り返して6戦まで持ち込んだもんね。
内藤 営業努力のかいもあって、観客動員数は球団史上最多(197万9446人)を記録しました。青一色で埋まるハマスタのスタンドは圧巻。まさに球団、ファン、選手が一丸となっての躍進でした。今季の経験はチームにとって大きな財産になったはずです。
駒田 ただ、今のままの戦い方では、短期決戦で勝てても長丁場のペナントレースは乗り切れない。実際、広島には14.5ゲームも離されたわけだから。その点はラミレス監督もわかっているようで、シーズン終了後に盗塁と犠打の増加を課題にあげていた。そこを克服できれば、来季は間違いなく台風の目になるね。
角 一方で期待を大きく裏切ったのが巨人だよ。初めてCS出場を逃したうえ、13連敗という球団ワースト記録まで作ってしまった。
内藤 ブレなかったラミレス監督に比べると、巨人の高橋由伸監督には“ブレ”が目立ちました。一例をあげれば、送りバント。打者が2ストライクに追い込まれると、スリーバントをさせずにあっさりとヒッティングに切り替え、結局、走者を送れない、という場面がけっこうありました。
角 投手陣の数字は悪くなかったんだよな。チーム防御率はリーグトップだし、失点もリーグ最少。菅野智之が最優秀防御率と最多勝の二冠で、マイコラスは最多奪三振に輝いた。4年目の田口麗斗だってリーグ左腕最多の13勝だからね。
内藤 その3人で「貯金27」も稼いだのにBクラスだったのは、慢性的な先発投手不足が原因でしょうね。
<座談会メンバー>
角:(角盈男)/駒田:(駒田徳広)/内藤:(ギャオス内藤・内藤尚行)