自殺未遂で心を病んだ西郷隆盛が愛した流刑地の妻、愛加那 [前編] (3/3ページ)

Japaaan

沖永良部島での遠島生活を支えたもの

沖永良部島での幽閉生活は奄美大島や徳之島の生活より更に環境が悪く、西郷は心身ともに苦しめられます。しかしそんな遠島生活を支えたのは、たった1日だけ会うことができた愛加那とその子供たちの姿でした。

「近世名士写真. 其1」国立国会図書館デジタルコレクション

この沖永良部島で書かれた手紙には、「近頃重い遠島のせいか歳をとったせいか、気が弱くなり、子供の事が思い出されてなりません。自分は身も心も強く生まれついたと思っていたのですが、おかしなものです」という気弱な文面に、「膝元で遊び戯れる幼な子をよく夢に見るこの切なさを、誰が知るだろうか」といった意の漢詩が添えられていました。

【参考文献】

西郷隆盛全集編集委員会「西郷隆盛全集」1〜5巻 大和書房 潮田聡/木原三郎「西郷のアンゴ(島妻)愛加那」みずうみ書房 「西郷隆盛完全ガイド」晋遊舎

イラスト:筆者

日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan

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