ブラックバイトの裏に“ブラック店長”あり? サービス業人材難時代の処方せん (4/5ページ)
彼女を人事の最高責任者に据えることで、社員だけでなくパートナーも含めたすべての従業員を大事にするという姿勢が徹底されているんです。
――続いてはリゴレットなどを運営する株式会社HUGEの社長・新川義弘さんへのインタビューです。「現場ファースト」といった言葉が飛び交うなど、現場を大事にされている印象がありますね。平賀:新川さんがすごいのは、店長にお店の全権を委ねているということです。運営、メニュー、仕入れ、採用まで、店長にほとんどすべての裁量が与えられています。まさにミニ社長ですね。
そうすると店長のコミットメント度が高まるんです。新川さん自身も、店長さんと密にコミュニケーションを取っていらっしゃるようです。もちろん繁盛している店舗の店長はスター店長として相当な収入を得ることができます。こうしたやりがいを持って働ける環境作りが、とにかく素晴らしい。
――最後の「Indeed Japan」は検索型求人メディアですから、これまでの2社とは少し毛色が違いますよね。平賀:そうですね。ただ、「Indeed Japan」は今すごい勢いで成長していて、求人界のグーグルと言われています。インターネット上にある求人情報をすべて網羅していこうというスタンスです。。
私自身求人メディアにずっと携わってきたから身に染みて分かっているのですが、素晴らしい求人メディアの第一義は「求人件数がたくさんあること」です。「Indeed Japan」の場合、170万件くらいの求人情報が載っていますが、この数は従来型求人メディアのナンバー1だった「タウンワーク」の70万件とは雲泥の差です。
当時タウンワークの責任者だった私は、このモンスターメディアが日本に上陸したのを見て、心の中で白旗をあげました。ある意味でリクルートを退社することになった一因でもあります(苦笑)。「Indeed Japan」の上陸はそれくらい衝撃的でしたね。
――今はメディアも多様化されていますし、コミュニケーションツールも出てきています。LINEを職場で活用するということも珍しくない昨今で、誰か一人、専門にツールを運用する担当者を置くべきではないかと思うのですが。平賀:最近はHRテックという言葉も出てきています。