平昌五輪で宇野昌磨が勝つために必要な「ショートメモリー」とは?

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平昌五輪で宇野昌磨が勝つために必要な「ショートメモリー」とは?

 12月24日のフィギュアスケート全日本選手権で2連覇を果たし、五輪代表キップをつかんだ宇野昌磨。4月の世界選手権では羽生結弦に次ぐ2位に輝いており、来年2月の平昌五輪ではメダルへの期待も高まっている。だがその宇野に関して不安がささやかれているというのだ。

「なにより気になったのは、試合翌日に45分しか寝られなかったと明かしたこと。全日本選手権では自分の滑りが不甲斐なく、『疲れたというより悔しい気持ちが強かった。目をつぶっていても、いつの間にか時間だけが過ぎていた』そうです。この発言は負けず嫌いの表れと前向きに捉えることもできますが、一方で宇野のメンタルが抱える危うさも指摘されています」(スポーツライター)

 スポーツの世界では過去の失敗に捉われるあまり、同じような場面で失敗を繰り返してしまう例が少なくない。平常心で臨むべきなのに、失敗シーンで力が入りすぎてしまうからだ。そんな宇野には名選手に多いメンタリティを意識してもらいたいと、前出のスポーツライターが力説する。

「スポーツ先進国のアメリカでは『ショートメモリー』の重要さが説かれています。これは自分の失敗をすぐに忘れ、次のプレーに臨む態度のこと。日本では『失敗を反省に生かさない』として批判されがちですが、世界で戦うレベルの選手であれば『成功のイメージ』を強く持っているはず。失敗を引きずることでそのイメージにブレが出ることこそ、最も避けるべきなのです。宇野にも今回のミスなどすぐに忘れてもらい、自らが希求するスケーティングに神経を集中してもらいたいですね」

 よく欧米選手は「本番に強い」と言われ、予選での失敗を本選では繰り返さない姿が賞賛されるが、それも「ショートメモリー」の表れだという。宇野にも、失敗の翌日にぐっすりと眠れる図太い精神が期待されているようだ。

(白根麻子)

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