食事から見直す健康長寿の秘訣 「医食同源」の大切さを考える (3/3ページ)
ステーキは大きく、ハンバーガーやピザも山盛り。飲み物も甘いものばかり。平均寿命が延びないのも頷けます」(同)
都内で総合医療クリニックを営む医学博士の遠藤茂樹氏に、「日本の食文化」について聞いた。
「もともと米国と日本は食文化が違いますが、過食はカロリー過多になります。動脈硬化や糖尿病などの成人病の原因にもなり、がんにもなる。これでは、死亡率が上がっても不思議ではありません。その点で言えば、日本食は塩分などを調整しながら摂れば、健康的な食生活となります。ただし、今の若い人たちが外食中心の生活になっているため、彼らが老いたとき、今のような健康長寿・日本が保てているのか心配になります」
最近は、日本食が世界で注目されている。とくに日本料理店や寿司店が人気で、各国で出店数がうなぎ登りで増え続けている。しかし、一方で日本国内を見れば、この半世紀ほどで農作物、食肉、加工食品など、外食すれば化学合成物質を多く使った“美味しいもの”が溢れ返っている。とくに子供たちの間では、以前はほとんどなかった喘息やアレルギー、アトピーなどの病気が増え続けており、断定はできないものの、その原因は大気汚染、水質汚染、電磁波汚染などの環境変化、そして何より、食生活の悪化によるものだと、専門家は口を揃える。
「本来、食べ物は食べた人の体をいつくしみ、養うものであり、老化や病気を遠ざける妙薬的なもの。それがつまり『医食同源』ということ。大事にして欲しいものです」(同)
もう一度、自分の食生活を見直してみよう。