エストニアの象徴!世界遺産の町・タリンの山の手、トームペアの丘を散策 (2/3ページ)
数世紀にわたって時の支配者によって改築が繰り返されましたが、13世紀に造られた基本形状は現在も保たれています。
今日見られるようなバロック様式の建物になったのは、18世紀後半にエカテリーナ2世が知事官邸として使うために改築を加えてからのこと。現在は国会議事堂として使われています。
北側と西側の外壁と3つの塔は15世紀の姿をとどめており、誇らしげにエストニア国旗を掲げる南西の塔「のっぽのヘルマン」は国を象徴する存在です。
・アレクサンドル・ネフスキー大聖堂

トームペア城の向かいに建つ大きな建物が、ロシア正教教会であるアレクサンドル・ネフスキー大聖堂。帝政ロシア時代に時のツァーリ、アレクサンドル3世がエストニア人の民族運動を抑えるために建設を命じ、1901年に完成しました。
玉ねぎ型のドームをもつその姿は、タリンの町で異彩を放っており、目を奪わずにはいられません。ロシアからの独立直後、「国の象徴であるトームペアにロシアの聖堂は似つかわしくない」とこの聖堂を取り壊そうとする動きもありましたが、ロシア系住民の反発もあって実現せず今に至っています。
エストニア人にとっては依然として複雑な感情を呼び起こす建物であることに変わりはありませんが、現在では建築として評価する声が高まっているのだとか。内部には、黄金色に輝くイコンやモザイク画で覆われた荘厳な空間が広がっています。
・大聖堂(トームキリク)

1219年にデンマーク人がこの地を占領してすぐに建てた、エストニア最古の教会。現在見られる建物は、1684年の火災後およそ100年をかけて再建されたものです。