カラスは情が深かった。争った後、仲直りの為に謝罪もするしスキンシップを行うという研究報告(ドイツ研究) (2/2ページ)
実験でケージの中に入れられたカラスは、餌が乏しくなるほどに喧嘩することが多くなり、軽度の攻撃性を覗かせたという。
だが餌が失くなってしまうと、攻撃的だったカラスは暴行の被害者を探し、その羽を繕っては謝罪した。

・攻撃されたカラスは、別のカラスから慰めを得ようとする一面も
また時には、攻撃的なカラスが距離をとり、被害者の方はこれまで餌を巡る喧嘩をしたことがない見知らぬカラスから慰めを得ようとした。
この研究は、カラスが喧嘩をした後で相手と仲直りをしたり、第三者に慰めてもらったりすることを証明した初めてのものだ。

・人間同様、カラスも争いの後、和解をしたり仲間に救いを求める
シマ博士とピカ博士の論文にはこう書かれている。
さまざまな種が、いさかいを緩和するために、和解や第三者親和といった紛争後行動をとる。いずれもこれまで人間以外の霊長類で観察されてきたことであるが、最近の研究では、それ以外の哺乳類や一部の鳥類でもそうした紛争後行動が見られることが明らかにされている。第三者親和についてはカラス科の数種で報告されている一方、和解は滅多に観察されていない。
カラスと同様、悪評で知られるハイエナでもそうした行動が観察されている。社会的な動物は、重要な関係が損なわれた時のみ和解を求めることがあるという仮説があるが、今回の発見はこれを裏付けるものだとシマ博士はコメントしている。
References:newscientist / onlinelibrary
追記(2018/1/4): 本文の一部を修正して再送します