ビートたけしも手の平返し?安倍晋三首相の絶妙返しと鉄板トークの秘密

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ビートたけしも手の平返し?安倍晋三首相の絶妙返しと鉄板トークの秘密(写真はフジテレビ本社)
ビートたけしも手の平返し?安倍晋三首相の絶妙返しと鉄板トークの秘密(写真はフジテレビ本社)

 安倍晋三総理(63)が3日の『ビートたけしの私が嫉妬したスゴい人』(フジテレビ系)に出演し、司会のビートたけし(70)は収録後「堅苦しいことを言わずに、冗談言って帰っていったのは最高。テレビをわかってる」「番組全体のことを考えれば今日の話は最高で、笑い話をたくさんしてくれた」「やっぱ頭いい人」と絶賛した。

「たけしは、昨年12月28日放送の『チマタの噺』(テレビ東京系)の中では、笑福亭鶴瓶(66)と『昭恵(夫人)はおかしい。籠池夫妻はかわいそう』『北朝鮮ミサイル発射はデキレース』『稲田朋美はAVの女教師みたい』などと、安倍政権批判の床屋談義をくり広げていました。しかし、舌の根も乾かない内に安倍を持ち上げていたことになります」(週刊誌記者)

 これにはSNS上でも「年末と言ってること真逆やん!」「まさかの手の平クルー」「この変わり身の早さが芸能界生き残りのコツ」などの批判も飛んでいた。だが、このたけしの手の平返しも、単なる「権力へのスリ寄り」ではなく「安倍の鉄板トークにのまれていた」フシがあると、同記者は説明する。

「というのも、安倍総理は同番組ではスベリ知らず。エピソードには必ずオチをつけ、小難しい話ではなく、若い人にも伝わる体験談でトークをつないでました。しかも、たけしの『ゴルフの球を金正恩の顔にして』という悪ノリには『これには反応しません』と神妙な顔を作って笑いにしたり、『トランプは(ゴルフで)インチキしそう』と言われても『そんな事ない。日米関係を悪くするような事は言わないでください』と笑いながらもピシャリ。それでもたけしが、安倍の師匠格だという森喜朗元総理(80)がクリントン元大統領に『Who are you ?』と言ったという定番の作り話をしても、否定しながら、自分の失敗がオチになるエピソードでフォローしていました。短い時間ですが、ネタ的にも、人格的にも完全に安倍総理に持っていかれたたけしは、総理のトーク力を認めざるを得なかったのでしょう」

■安倍総理のトーク力の秘密は外遊経験に?

 だが、たけしも認める総理の鉄板トークはどこからくるのか。別の新聞社政治部記者は次のように分析する。

「安倍のトーク力を鍛えたのは、外遊先でのスピーチだという説があります。安倍が訪問した国の数は、戦後の宰相の中でもダントツ1位、その国や地域は70にものぼります。海外でのスピーチは、必ず冒頭に笑えるエピソードを入れるのが国際常識。安倍のトークはこの『つかみ』の場数で鍛えられたのかもしれません。さらに、たけしに放送作家が付いているのと同様に、安倍にも日経BP出身の優秀なスピーチライターもついている上に、安倍は国会の答弁でもカンペを見ないアドリブ力も兼ねそなえています」

 寄席や営業で場数を踏んだベテラン芸人のようなものなのか。たけしは安倍のトークに、自分にも似た、芸人顔負けの鍛錬を感じ取っていたのかも知れない。

文・麻布市兵衛(あざぶ・いちべい)
※1972年大阪府出身。映像作家、劇団座付き作家などを経て取材記者に。著書は『日本の黒幕』、『不祥事を起こした大企業』(宙出版)など多数あり。
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