出会い系サイト強盗殺傷事件を描くエロチックな実録悪女映画 (2/2ページ)

まいじつ

そんな監督の意図に呼応するかのように、今回が映画初主演となる瀬戸さおりが熱演している。生活費を稼ぐために出会い系サイトのサクラとして働くこのヒロインの複雑で歪んだ感情、あるいは狂気とか怒りとかを全身全霊で体現している。いわゆる濡れ場、絡みも手抜きなしで怖めず臆せず、バリバリ脱いでくれる潔さ。ルックスも麻生久美子と小沢真珠を混ぜ合わせたような美貌だが、これらふたりの女優には希薄な“ヤサグレ感”を醸し出しているのが強みだ。ボクとしては好みのタイプなので、しっかり覚えた。他に、山田真歩、佐々木心音、藤田朋子など脇役女優陣が充実し、特に藤田がイイね。実話も映画も犯罪を司るのは、やはり“女”であった。

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