まるで異世界。ドローン撮影した死海の写真は地球の奥深さを見せていた(イスラエル・ヨルダン) (1/6ページ)
イスラエルとヨルダンの国境にある死海。ヨルダン川の終着地点でもあるこの湖の水は、外海の10倍ほど、約30%になる塩分を含んでいる。
死海沿岸の一部は観光化されている。補助器具なしに死海に浮かぶ人や、泥浴をする人の写真は、おそらく多くの人が目にしたことがあるだろう。
しかし、そのような光景は、死海の持つ様々な姿のほんの一部でしかないのだ。このたび、死海のまた別な顔が、ドローンによって撮影された。
地球上とは思えないほどの異世界を見ているようだ。
撮影したのは、イスラエルの写真家、ツヴィカ・シュタイン氏だ。
・地上では撮影が困難な死海の全貌
死海は私の気に入りの撮影地で、しょっちゅう撮影に出かけています。塩の構造体にも、すばらしい水面の反射にも魅了されまして
と語るシュタイン氏だが、実は、一部の観光地を除き、死海付近はアクセスが容易ではない。徒歩で到達できる範囲の向こうには何があるのか、それを知りたいというシュタイン氏の熱意が、このような、鮮やかな写真という形で結実したのである。
「近年では、この付近を歩き回るのは危険と考えられています。まあ、敢えて行う写真家もいますけどね」とシュタイン氏。観光地化やミネラル製品の工場などによって、死海の水位は急速に下がっており、残った水溜りの周囲では崩落の危険が増しているのだ。