亀梨和也「FINAL CUT」に充満する「ブラックリベンジ」感

アサジョ

亀梨和也「FINAL CUT」に充満する「ブラックリベンジ」感

 KAT-TUNの亀梨和也主演ドラマ「FINAL CUT」(フジテレビ系)が1月9日放送され、初回平均視聴率は7.2%といささか残念なスタートとなった。

 物語は、母親が情報番組によって確定的殺人容疑者にされ死に追いやられた主人公が、番組や事件関係者にスキャンダルを突き付け、社会的制裁を下していく復讐劇。主要キャストには藤木直人、栗山千明、橋本環奈を配し、杉本哲太、水野美紀、佐々木蔵之介らが脇を固める。脚本は大河「花燃ゆ」などで知られる金子ありさ氏のオリジナルだ。

 ドラマ冒頭は、亀梨演じる中村慶介のトレーニングシーン。障害物などを駆使したハードなアクションが延々と続くことに視聴者は「無駄にかっこいいシーンだけど必要か?」「これで骨折したんだよね」など、全治4週間の左手人差し指のケガの原因となった場面に疑問の声が上がった。また、何度も回想シーンが流れることに「繰り返しすぎ。くどくね?」「母さんの血まみれ風呂もう3回くらいみた気がする…」など、演出に対する不満も。さらには「この前のシーズンでやってた『ブラックリベンジ』感ある」との意見もあった。

「前クールの『ブラックリベンジ』(日本テレビ系)は、元週刊文春記者でジャーナリストの中村竜太郎氏の監修で、週刊誌報道によって夫を死に追いやられた妻が、記者となって復讐する物語。確かに『FINAL CUT』は相手が紙媒体から映像媒体になっただけで、コンセプトは同じですね」(テレビ誌ライター)

 亀梨主演ながら低空発進となった同ドラマ。今後の展開によって、どのように視聴者を惹きつけられるのか見ものだ。

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