新時代のライフスタイル!? 実録プロニートたち (2/3ページ)
日中は、『PON!』『ヒルナンデス』とかを見て、ボーッと過ごしています。会社員時代と比べたら天国ですよ」
むろん、これはうつ病だけのための制度ではない。デスクワークが多く、パソコン作業で首を痛めた(ストレートネック)30代女性のAさんもいて、彼女もまた無職だという。「働くと首は痛いけど、普段の生活なら大丈夫。ただ、そろそろ仕事したいかなって思っています。ちょっと無理すれば、働けるので……」(Aさん) オイオイ、正気か!?
■医大浪人で故郷にUターン、実家でネット&読者三昧
東京の私立大学を卒業後、開業医である親の後を継ごうと医学部を再受験。それが地獄の始まりだったと言うのは、浪人生のTさん(36)。「最初から医学部を受ければよかったんですが、そのときは親も“好きなことをやってくれ”と言っていたので、文学部に入学しました。でも、卒業が見えてくると、“開業医”という道がチラついてきたんです」(Tさん=以下同)
立派な父親に恥ずかしくない仕事に就こうと、広告代理店、証券会社などを回ったが、就職活動は奏功せず。コミュニケーション力の不足を感じたTさんは、ペーパーテストならいけると踏み、医学部受験を思い立ったというのだ。「最初の3年間は東京で、飲食店でアルバイトをしながら浪人生活。まるでダメでしたね。実家に戻って、勉強に専念することになりました」
しかし、そうは問屋が卸さない。実家のある九州に帰っても、地元の友達はいるし、小遣いももらえないのでバイトもせざるをえない。勉学に打ち込めず、むろん受験は失敗続き。旧友たちは仕事にも慣れ、バーベキューや飲み会などを楽しむ一方、彼は鬱屈した日々を過ごしていた。「大学生活で、遊ぶことを覚えてしまったんでしょうね。10代の大学受験のときのようには、踏ん張りがきかなくなりました」
昨年、熊本地震が起こった後は、無常感を覚えて、アルバイトも辞めた。ちょっとした貯金を切り崩して、浪人生活を送っている。だが、「受験も結果も出ないですし、そもそも勉強が向いてないのかなって思ってて。最近は漫画を古本で大人買いして読んだり、ネットのニュースサイトを掘って読んだりしています。