天才テリー伊藤対談「坂上忍」(2)子供相手に賭けをした俳優って? (1/2ページ)
テリー 以前に何かのインタビューで読んだんですけど、坂上さんのそういう度胸の据わり方って、勝新(太郎)さんの影響も大きいんですか?
坂上 いや、影響を受けたというより、かわいがっていただいたんです。僕が7、8歳ぐらいの時に「座頭市」のテレビシリーズにゲストで出させていただいて、その時「今までに見た役者さんとちょっと違うなぁ」って思ったんですよ。
テリー 例えば、どういうところがですか?
坂上 よく覚えているのが、勝さんが僕を悪人から守るシーン。殺陣師の方が段取りを説明して「じゃあ勝さん、お願いします」って言ったら、全然そのとおりにやらない(笑)。「ここをこうして、ああやって」って、全部、自分で変えちゃうんです。
テリー ハハハ、すごい。
坂上 それからだいぶたって、勝さんがコカイン所持で捕まって‥‥。
テリー 「俺はもうパンツはかない」って言った。
坂上 そうです、そうです(笑)。たまたま仕事で行ったホテルで勝さんがディナーショーに出演されていたので、ご挨拶しようとドアを開けたら、ホテルの浴衣の裾を白いパンツの中に全部入れて、上半身が茶巾寿司みたいな格好の勝さんが「入ってたんだから、しょうがねえんだよ」って言いながら出てきたんです。
テリー ハハハ! 勝さんいわく「コカインは勝手にパンツに入ってた」んだものね。
坂上 おもしろすぎますよね(笑)。そこから飲みに連れて行っていただくようになったんですが、まぁ、カッコよかったですね。