2018年がわかる「激動の核心」<スポーツ>(1)大谷翔平が「松井秀喜潰し」独裁監督の犠牲者に

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2018年がわかる「激動の核心」<スポーツ>(1)大谷翔平が「松井秀喜潰し」独裁監督の犠牲者に

 スポーツ界は昨年からさまざまに転換期を感じさせたが、18年も引き続き目が離せない様相である。

 野球界で今季の最注目といえば、エンゼルス入りした大谷翔平(23)。二刀流でのメジャー挑戦を誓うが、日本ハムとは勝手が違う。

「大谷が怖いのは、実は身内なんです。指揮官・ソーシア(59)はタヌキオヤジとして有名な独裁監督。就任18年目でポストシーズン進出はたったの2回ですが、オーナーに取り入るのがうまく、首をつなげてきました」(現地ジャーナリスト)

 かつてヤンキースを追われた松井秀喜(43)が同球団に入団した際もソーシア監督だった。当時、松井は下り坂とも言われたが、前年09年にワールドシリーズでMVPを獲得、復活が期待されてのエ軍入りだった。

「チームに迎え入れる際、ソーシア監督は松井と会食して『全試合で使う』と宣言しました。外野手として出場したい松井の要望も受け入れて『キミを起用するよ』と約束したんですが、蓋を開ければシーズンを通して18試合しか守備に就けず、1年でチームを去った」(前出・現地ジャーナリスト)

 二刀流・大谷の起用法は日米の野球ファンが注目するところだが、たとえソーシア監督に約束されたとしても鵜呑みにはできない。

「大谷はあくまでマイナー契約の選手であり、シーズンが始まれば口約束など無効とされる可能性が高い。少しでも調子を落とせば、投手としての活躍だけが求められるでしょう」(前出・現地ジャーナリスト)

 監督と水が合わずに潰される。そんな1年目の結末など見たくもないが。

 大谷なきあとのスター候補は日本ハム・清宮幸太郎(18)だが、1年目は厳しいとの見立てが出ている。中田翔(28)の残留で、一塁のポジションもふさがった。内外野含め他の守備位置も練習しているが、野球評論家の愛甲猛氏はこう指摘する。

「打撃力はすごいけど、守備力がプロのレベルにない。守りのミスで失点すればホームランも帳消しになるし、何より打撃と守備・走塁のギャップが大きすぎる。打撃もアウトコースの対応がうまくないし、プロの変化球に慣れるまでは時間がかかるよ」

 実際、清宮はU-18でアメリカ代表のツーシームにまったく対応できなかったものだ。

 さて、大きな活躍が期待されての入団といえばFA移籍も同様だが、巨人に加した野上亮磨(30)と、その人的補償で西武入りした高木勇人(28)の「逆転現象」を予期する声もある。

 高木は今季、2軍で好成績を収めながら、なかなか1軍に上げてもらえず「俺は忘れられてますから」と半ば腐っていたという。

「1年目の15年に9勝をあげた実績などもあって、斎藤雅樹投手コーチの評価は高く、球団関係者も『環境が変われば‥‥』と言っていたやさきでした。一方の野上は被本塁打が多く、狭い東京ドームが本拠地となるのは大きな不安点。打線も今の巨人より西武のほうが圧倒的に上です。今季の年俸でついに逆転した、かつての一岡竜司(26)と大竹寛(34)のような未来も想像できます」(巨人番記者)

 昨年末の話題を独占した大相撲は、日馬富士(33)の暴行引退を引き金に2横綱を含むモンゴル勢の不穏な動きが不安視されている。

「13年の九州場所、全勝優勝を狙う白鵬(32)を稀勢の里(31)が破ると、万歳三唱が起きた。さらに半年後の夏場所でも、稀勢の里の優勝を願う観客が白鵬と日馬富士の取組で異様な『日馬富士コール』を起こしたんです。長らく続いた対戦相手への声援に、白鵬は『モンゴル人差別だ』とイラだち、『モンゴル人力士全員で休場しないか』との動きを見せたのです」(相撲ジャーナリスト)

 表向きは体調不良を理由に診断書を提出し、裏で相撲協会に圧力をかけることも可能な「ボイコット計画」だったという。

「それでも日馬富士の強い反対で幻に終わったんですが、反対者の引退で白鵬はモンゴル勢を束ねやすくなった。モンゴル勢が反旗を翻せば、相撲界は未曽有の混乱に陥るでしょう」(前出・相撲ジャーナリスト)

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