西郷どんと維新の策士たちの「オモテ」「ウラ」(2)愛妻家・陸奥宗光は美男美女カップル (2/2ページ)

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あとは有名な人ではないので番外編ですが、最近、僕は初めての歴史小説「窮鼠の一矢」を書いて、越後の鳥居三十郎(とりいさんじゅうろう)という人物が好きになりましたね。新潟県の小さな村上藩の若い家老です。戊辰戦争では東北と越後の31藩が奥羽越列藩同盟を結んで新政府と戦うも、やがて村上城下に新政府軍が押し寄せてきます。この時、大半は降伏しますが、鳥居ら200人の主戦派はそれを潔(いさぎよ)しとせず、城から離脱して隣の庄内藩(鶴岡市)に行って戦うんです。結果、恭順した村上藩士とも戦うことになりました。ただ、鳥居は藩境に新政府の大軍が襲来しても、ひるむことなく迎え撃ち、ついに守りきったのです。ただし、戦後は藩の責任を一身に背負って、潔く切腹して果てたのです。そんな生き様に感激したんです。

美甘子 同じ藩の人が敵味方に分かれて戦う、泣けるというか、切ないお話ですね。ドラマとか映画になるといいですね。私も「龍馬伝」の最終回にちょこっと出させてもらったんですけど、映画化の時には私も出してください。

河合 そうなんですか、僕も大河ドラマに出させてもらいたいなあ。

美甘子 私は、龍馬が暗殺された京都近江屋にお醬油を買いに来る町娘の役で、ほぼ後ろ姿しか映ってないんですけど。

<プロフィール>

美甘子(みかこ) 1982年生まれ。愛媛県今治市、国宝とロマンの島・大三島出身。専修大学文学部日本語日本文学科卒業。坂本龍馬など歴史上の人物をこよなく愛する「歴ドル」として、テレビ、ラジオ、雑誌などで活躍中。高知県観光特使、神々の国宮崎PR大使、いよココロザシ大学生徒会長なども務める。著書に「龍馬はなぜあんなにモテたのか」(KKベストブック)など。趣味は歴史上の人物のお墓参りと、昭和の香り漂う純喫茶巡り。特技は幕末の志士たちの変名や辞世の句が言えること。

河合敦(かわい・あつし) 1965年、東京都出身。青山学院大学文学部史学科卒業、早稲田大学大学院博士課程単位取得満期退学(教育学研究科社会科教育専攻日本史)。高校教師27年の経験を生かし、歴史研究家、歴史作家として講演、執筆、テレビをはじめとするさまざまなメディアで日本史の解説を行っている。「読めばすっきり!よくわかる日本史」(角川SSC新書)など著書多数。昨年は自身初の歴史小説「窮鼠の一矢」(新泉社)を上梓。第17回郷土史研究賞優秀賞、第6回NTTトーク大賞優秀賞受賞。

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