丸いキューリはかぼちゃだよ。30年前の生徒との思い出! (1/2ページ)
こんにちは。秒刊サンデーのライター”わらびもち”です。今日は、私が中学校で数学の講師をしていた時のことを書いてみたいと思います。30年も前のことになります。生徒が、「先生、丸いキューリあったよ。」と言ってきたのです。「えっ?」と言いながら、私には思い当たることがありました。私が返事をする前に、生徒は私の目の前に”丸いキューリ”を差し出しました。あぁやっぱり。生徒が差し出したのは”キューリ”ではなくて”かぼちゃ”でした。

30年前、私は、とある中学校で数学の講師をしていました。講師なのだから授業の時間だけ出勤すればよいのに、私は朝出勤して夕方退勤していました。授業をしても、授業以外で生徒と活動しても楽しかったので、学校にいる時間も自然と長くなりました。。生徒が持ってきた”丸いキューリ”は、校地内の畑から採ってきたものでした。その畑は授業の一環で準備されたもので、キューリやトマトが植えられていました。
キューリは接ぎ木した苗を植えると丈夫に育ちます。その年に植えたキューリは、かぼちゃに接ぎ木したものでした。本来はかぼちゃの葉が出てきたら取り除くのですが、プロではない私たちは忘れてしまっていました。かぼちゃは気付かれることなく生徒のこぶし位の大きさにまで育ってしまい、それを生徒が見つけて私のところまで持ってきたのでした。
2人の生徒が寄って来て、「先生、私たち草と間違えてヒマワリの苗を抜いちゃった。」と私に言ってきました。私は驚いてしまって、「どうしてそんなことしたの?」と尋ねると、「テニスコートの周りに草がいっぱい生えていたので、草を取ろうと思って抜いたの。でも、どうしてこんなにいっぱい同じ草が生えているのだろうと思って周りを見ると、その草は1列にきれいに並んで植えられていたの。それでヒマワリだということに気付いたんだ。あわてて元に戻したけどダメだったの。」と教えてくれました。
私は、「先生なんてなんでもわかっているんだよ。」という顔をしながら、実はそれほどたくさんの知識をもっているわけではありませんでした。