NHKを今月退社し、4月から『プライムニュース』（フジテレビ系）のメインキャスターへの起用が噂される登坂淳一アナ（46）に早くもスキャンダルが発覚した。またしてもの新任キャスターの醜聞にフジテレビが頭を抱えている。

「『週刊文春』（文藝春秋／1月25日発売）によれば、11年6月頃、札幌放送局に赴任した登坂は番組取材でNHKの地方支局を訪れていました。その打ち上げの2次会の店で登坂は豹変。初対面の新人女性アナウンサーの隣りに座ると、いきなり足をなで回したというのです。酒が入った状態でベタベタと身体に触り、耳元で『一緒に抜け出さない？』とつぶやき続ける始末。恐怖のあまり、困惑した女性がトイレに逃げ込むと、登坂は追いかけてきて何度もキスを迫ったそうです」（週刊誌記者）

　その後、この騒動はNHK札幌放送局に伝えられ、局内の調査が行われることに。登坂はセクハラを認めた上で謝罪し、厳重注意の処分が下ったという。”麿（まろ）”の愛称で親しまれる人気アナウンサーの、まさかの”ご乱心”に視聴者の間にも驚きが広がっている。SNS上でも「ショック！ そういうことする人だったんだ」「マロじゃなくエロ！ おさわり貴族」「マジメそうな奴に限ってセクハラするんだよな」「落ち目のフジと下り坂アナ」など厳しい声が飛び交っている。

■エース街道を外れ地方局に左遷？妻の不倫説も浮上

　セクハラ疑惑の浮上した登坂アナだが、女性問題は以前からも噂されていた。

「登坂はNHKの東京アナウンス室のエースとして期待された存在だったのが、札幌・大阪・鹿児島と3度も左遷を繰り返している。NHKでは看板アナも一度は地方に回されるのですが、希望を出して東京に戻してもらうのが通例。登坂が東京に戻してもらえなかったのは女性問題からだと言われています。さらにこうした”不倫疑惑”は登坂アナだけでなく、その奥さんにも持ち上がっている。元NHK職員で東京都葛飾区議会議員の立花孝志（50）が、今月10日に登坂の妻との関係をYouTubeで暴露するという騒動が起きている。立花議員はNHK大阪支局時代に同僚職員だった登坂の妻と不貞関係に。女性と登坂は籍が入ってなかったものの交際中で、立花議員が既婚者だったため”不倫”であったといわれています」（スポーツ紙記者）

「公家のような顔立ち」の上品なイメージから一変、スキャンダルにまみれてしまった登坂アナ。思い出されるのは、16年に同局の新報道番組『ユアタイム』への起用が決まっていたにもかかわらず経歴詐称が浮上して謹慎したショーンＫ（49）の騒動だ。フジテレビ関係者の間では、4月までの間に登坂アナのさらなる醜聞が発覚して「ショーンＫの二の舞になるのでは」との懸念が持ち上がっている。

　下半身スキャンダルが頻発するフジテレビは、編成刷新の前にモラルを問い直したした方が良いかもしれない。

文・麻布市兵衛（あざぶ・いちべい）

※1972年大阪府出身。映像作家、劇団座付き作家などを経て取材記者に。著書は『日本の黒幕』、『不祥事を起こした大企業』（宙出版）など多数あり。