東野圭吾原作の映画化第2弾「祈りの幕が下りる時」 (2/2ページ)
前半はやや説明調だが、後半、真相が徐々に明らかになり、役柄が伏せられている小日向文世の存在が明確になってくるあたりの“凄絶な過去と秘密”のくだりは大いに引き込まれた。
すっかりこの役を手の内に入れた阿部は、自分の母親に関連する可能性も大ありの事件だけに冷静ではいられない加賀の心理を巧みに演じ、松島とのガップリ四つの芝居場も堂々たるもの。加賀ファンにはお約束である“行列に並ぶといつも直前で買えない”シーンもちゃんと用意されているので、ご安心を。
加賀はなぜ日本橋署に“新参者”として赴任したのか? も分かる。ラスト、日本橋署を去るあたり感無量となる。前作『麒麟の翼』より、ボクはズバリ楽しめた。