起業の悩みの一番手「お金の問題」、克服するために身に付けるべき感覚とは? (3/3ページ)
――今井さんはよく「開業資金はいくらかかるか」と聞かれることがあるそうですが、初めて起業する方はどれくらいお金がかかるものだと思っているケースが多いのでしょうか?
今井:多くの人は、漠然としかわかっていないから数百万円とか1000万円とか膨大な資金が必要だと思っているのではないでしょうか。でも実際はそんなことはありません。
まず、自分の技能を活かしたスキルで独立には、そもそもお金はほとんどかからないですよね。ITビジネス系であっても、最初はパソコン1台から始められます。
起業するのに一番お金がかかるのは飲食店などの店舗系だと思うのですが、パン屋をやっている私の知り合いは、始めるにあたってそれほどお金はかけていませんでした。
最初は移動販売でスタートしたので、かかったのは車のレンタル料と材料費や光熱費などのランニングコストだけです。つまり固定費はかけずにやっていたわけです。
こういった起業にお金をかけない方法は、探せば必ず見つかります。
たとえば、カレー屋さんを始めるのに、知り合いの居酒屋でメニューとして出させてもらっていた人もいます。カレーの売上の何%かを納めて、残りは自分の売上として確保していけば店舗がなくても始められるし、いきなり店舗を構えるリスクも抑えられます。
そういう小さな一歩が見つけられたらビジネスは進めやすくなります。やはり多くの人が「飲食店をやるなら店舗を借りないと」といったような思い込みで、階段の一段目を大きなものに感じてしまうんです。それが壁になってしまうんですね。
(後編に続く)