北朝鮮・金正恩「平昌五輪乗っ取り」のシナリオ (2/4ページ)

日刊大衆

美女ぞろいで知られる「牡丹峰楽団」は日本でも知られているが、「北朝鮮に三池淵(革命の聖地)の名のついた楽団はありますが、140名も所属していないうえに、管弦楽団(オーケストラ)ではありません。つまり、北朝鮮は、平昌五輪のために新たに管弦楽団を編成するわけですが、牡丹峰の美女たちが中心で、実態は牡丹峰楽団と考えられています。2国間実務協議に、牡丹峰楽団の玄松月団長が出席していることからも明らかでしょう」(同)

 牡丹峰は、“北朝鮮のAKB48”といわれるガールズグループ。身長165センチ以上、体重50キロ以下の選りすぐりの美女ばかりを集め、恋愛禁止の鉄則を守らせているといわれる。そんな美女軍団が来るとなれば歓迎ムードかと言えば、決してそうではない。むしろ、芸術団派遣には、当初から“懸念”が持たれていた。外交評論家の井野誠一氏が話す。「彼女たちのパフォーマンスを世界に振りまき、国家のイメージアップ、最高指導者・金正恩委員長の国家経営の巧みさをアピールする狙いが込められています。北朝鮮にとって、彼女らは強力な“プロパガンダ兵器”。世界の目をひきつけ、平昌五輪を“平壌五輪”にしようと企んでいます」

 つまり、美女軍団のイメージを政治利用する魂胆なのだ。短いスカートの軍服に身を包んだ美女軍団が、“将軍様賛美”の歌を熱唱する姿は、確かに強烈だ。また、牡丹峰楽団の玄団長は、ただの人物ではない。「玄氏は金委員長の元カノといわれ、朝鮮労働党の幹部候補なんです。北朝鮮が実務協議にわざわざ彼女を同席させたのは、金委員長の“意向”を伝達するためです」(在ソウル記者)

 その意向こそが芸術楽団の派遣であり、一般公演の実現だった。15日の協議では、楽団の一般公演という提案に韓国側が反発。協議は9時間に及んだとされるが、結局、韓国北東部の江陵やソウルで、三池淵管弦楽団の公演が開催されることが発表された。北朝鮮の芸術団が訪韓するのは実に16年ぶり。加えて、北朝鮮は選手の応援団と称し、別の“美女軍団”まで派遣するという。「美女軍団が初めて韓国に来たのは、2002年の釜山アジア大会。韓国の男性は競技そっちのけで彼女たちの写真を撮りまくる事態となりました。

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