北朝鮮・金正恩「平昌五輪乗っ取り」のシナリオ (3/4ページ)

日刊大衆

美女軍団は釜山港に停泊した万景峰号で寝泊まりしていたんですが、その港では運動会まで行われ、韓国中の話題になりました」(同)

 この美女軍団は、翌年の大邱ユニバーシアード大会、05年の仁川アジア陸上選手権大会にも派遣。05年の美女軍団の中には、後に金委員長の妻となる李雪主氏の姿もあった。管弦楽団と応援団の“美女ダブル襲来”に対し、『コリア・レポート』編集長の辺真一氏は、「北の広告塔だとは知っていても、韓国の男どもはこれほどかと思うほど色仕掛けに弱い。もうメロメロです」と話す。メディアジャックと同時に、韓国男性の対北感情の好転も狙っているのだ。

■韓国は自国の保全を図った  五輪は北朝鮮のペースとなり、自国開催ながら韓国旗も揚げられず、しまいには国内のニュースや興味もすべて北に持っていかれる――これでは北朝鮮が平昌五輪を乗っ取ったも同然。ここまで韓国が譲歩しているのは、五輪成功に加え、「融和ムードが続けば、韓国側から手を出さなければ、韓国は北朝鮮の核攻撃の標的から外れる確証を得た」(外交筋)ためだという。昨年、トランプ大統領がアジアを歴訪した際、日米韓3か国で北朝鮮の核開発に歯止めをかけることを申し合わせたにもかかわらず、「韓国はこれ幸いと“一人抜け”し、自国の保全を図った」(前同)というのだ。さすが、慰安婦問題で合意しておきながら、その内容について再検証しようとする国だけのことはある。

■“外交の勝利”だと喧伝  一方、北朝鮮の狙いは、「まず、平昌五輪を実質的に韓国との共催にして五輪を朝鮮民族の平和の祭典と位置づけ、これを金正恩氏の政治的・外交的手腕として内外に喧伝すること。そして、米韓軍事演習を延期させ、“五輪休戦”を実現させたことに加え、これまた“外交の勝利”だと喧伝することにあります」(前出の井野氏)

 しかも、選手団らの宿泊費や交通費は、韓国側が負担することになっているので、それだけの成果を得るのにかかるコストはゼロ。それどころか、“お土産”まで持って帰る勢いだ。米国は「(世界的に経済制裁を科している)北朝鮮選手団に貸したホッケーのスティック1本持ち帰らせないように」と韓国に釘を刺しているが、「韓国政府は、美女軍団を手ぶらで帰国させませんよ。

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