天才テリー伊藤対談「木村 清」(2)お寿司の現在ってどう思われますか (2/2ページ)

アサ芸プラス

ああいう遊園地みたいなお寿司屋さんの方向性に関しては、どう思われています?

木村 お客さんに喜んでいただけるのなら、あれはあれで、私はいいと思っているんです。だって、あの回転レーンも、昔は寿司を回すためのものじゃなかったですからね。

テリー え、そうなんですか?

木村 あれは、大阪の食堂でおかずを乗せて回していたのが始まりなんですよ。(東京の)勝どきにも「月よし」という食堂があって、1皿100円、200円のおかずを出していたけども、ご存じじゃないですか。

テリー ありましたねぇ! 納豆や冷や奴なんかが出ていました。

木村 そうすると、あれもこれも食べたくなって、1皿は安いけど結局1000円以上食べてしまう。そういう人の習性を利用して、寿司を回すようになったんだと、昔、聞いたことがあるんですけどね。

テリー なるほど。じゃあ、進化していくのは当たり前だと。

木村 ええ、いろいろな形で寿司を楽しんでいただけるのなら、私はそれでいいと思います。

テリー では、今後お寿司をさらに盛り上げるため、木村社長はどんなことをやっていこうとお考えでしょうか。

木村 若い職人さんをしっかり養成して、ますます手握りの寿司の魅力を広げていきたいですね。これぞ日本の味というものが伝われば、お客さんは必ずついて来てくれると思うんです。

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