天才テリー伊藤対談「木村 清」(3)炭素マグロだけは我慢できません! (1/2ページ)
テリー 昨年はサンマが不漁でしたよね。その理由として、中国の人たちがサンマのおいしさを知ってしまって、全部かっさらってしまったからだ、という話もありました。
木村 ええ、そうですね。
テリー 寿司が世界中に普及した反面、そういうことが続いてネタの高騰が続くと、「すしざんまい」のように寿司を安くおいしく提供する店の経営が厳しくなっていくような気がするんですが、その辺りは?
木村 いや、そんなことにはならないでしょう。私はこの30年、よいマグロがいつも安定して獲れるようにと、資源を増やすことに努めてきました。今、その成果が出てきていると思います。実際、北大西洋では、脂ののった200キロ以上の本マグロが、1日3万トン獲れるんですよ。これは、今までだと3カ月かけても獲れるかどうかわからないぐらいの量です。
テリー それは、どういう方法なんですか?
木村 マグロを捕まえて、産卵場所で備蓄するんですよ。マグロって、普通は100キロで100万個、200キロで150万個ぐらいの卵を産むんです。で、100万個の卵から1キロまで成長できるのが4匹、30キロまでが3匹、200キロまでが2匹という自然の摂理があるんです。
テリー へぇ、おもしろいですね。
木村 ところが産卵場所で成長させると、30キロまで成長できるマグロが2000匹ぐらいまで増えるんですよ。ざっと600倍以上ですからね。
テリー みんなが木村社長みたいに未来のことを考えてくれればいいけど、中国ってそこまで考えなさそうじゃないですか。
木村 中国の方も、きちんと話せば対応してくれますよ。