阿部寛が台湾地震に1千万円寄付で「企業より見舞い優先」の男気に喝采
阿部寛(53)が8日、台湾で行われたイベントの中で、6日に花蓮市で起きた地震に見舞いの言葉を述べ、さらに関係者から1000万円の寄付を行うことが発表されて話題になっている。
同地震の大きさはマグニチュード6.4で、現地ではホテルや家屋が倒壊。現在まで死者9人、けが人は日本人9人を含め267人にのぼっている。三菱重工の台湾法人が発売するエアコンの発表イベントのため6日から訪台中だった阿部も、台北で震度3程度の地震に遭遇したという。
「阿部は会見の冒頭から、亡くなった被災者や負傷者に『つらく悲しい思いです』と哀悼とお見舞いの言葉を述べ、レスキュー隊員らにも『大変だと思いますが頑張って欲しい。1日も早く平穏な生活が戻ることをお祈り申し上げます』とねぎらう気遣いを見せました。阿部がスゴかったのはここからで、やはり企業のPRイベントなので司会者は進行を優先して、地震の話を打ち切ろうとしたのですが、阿部は『今、地震の話をしないで、何を話せばいいんだ』と声を荒げたほど。一瞬、場の空気は凍りついたが、それでも阿部は地震の話を続けた。そして会見終了後、司会者の口から阿部が1000万円の寄付をすることが明かされたそうです」(週刊誌記者)
CMスポンサーの顔色をうかがうタレントが多い中、阿部が異国の地で見せた男気。これには現地メディアからも賞賛の声が上がり、SNS上でも阿部の代表作で台湾でも人気の高い主演映画『テルマエロマエ』にちなんで、「ありがとう、ローマ人!」という喝采が湧いていた。
「じつは阿部は11年の東日本大震災でも妻夫木聡(37)、小栗旬(35)らと連名で2000万円の寄付をしています。阿部は台湾コカ・コーラ『原萃』のCMに出演し、現地でのファンも多い。それだけに、今回の地震を看過してPRだけすませてトンボ帰りする心情になれなかったのでしょう」(同上記者)
台湾メディアは、もう一人の「アベ」、安倍晋三首相(63)がFacebook上で「台湾加油(台湾頑張れの意)」の直筆色紙を投稿し、すぐに被害者の捜索や救助活動を支援するため、警察庁や消防庁の職員ら7人の専門家チームを派遣したことも評価している。2人のアベに続き、東日本大震災で200億円もの義捐金を送ってくれた、「大切な友人」台湾の力にならねばならない。
- 文・麻布市兵衛(あざぶ・いちべい)
- ※1972年大阪府出身。映像作家、劇団座付き作家などを経て取材記者に。著書は『日本の黒幕』、『不祥事を起こした大企業』(宙出版)など多数あり。