外国人留学生にとって「夢の国」とはとても言えない日本 (2/2ページ)

まいじつ

「留学生の身分ですが、実際には就労目的で滞在する“偽装留学生”も多く、取り締まり対象になるケースが見られます。偽装留学生を大量に生み出した責任は、30万人計画のもとで留学ビザの発給要件を緩和してきた日本にもあるでしょう。『労働力としては受け入れたい、でも定住は困る』という本音と建前の使い分けを日本は続けてきたためです。ベトナムやネパール人留学生の多くは、卒業後は日本での就職を希望しているのですが、それはかなわない。彼らの夢をむげにしないためにも、現実を直視した外国人の受け入れ政策が必要となってくるのでしょう」(同・ライター)

所得水準が日本とネパールでは80倍以上の開きがあるのだから、日本で仕事をして高い収入を得たいと考えての来日だ。しかし、日本は基本的に単純労働者に就労ビザが下りない。矛盾をはらんだ構造で一番被害を受けているのは、ちゃんとした留学生たちだ。

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