引退間近の「バナナ姫ルナ」に会いに行ったら、緊張しすぎて声をかけられなかった話

Jタウンネット

バナナ姫ルナさん
バナナ姫ルナさん

バナナ姫ルナさん

福岡県北九州市への愛着や誇りを首都圏で共有してもらおう――。そんな思いから企画された「北九州市応援団の集い」が2018年2月7日、東京都内で行われた。今回で10回目の開催になるという。

2018年は、当時の小倉市、門司市、戸畑市、八幡市、若松市が合併して、「北九州市」となってから55周年。その「市制55周年アンバサダー」として、同市出身の俳優、草刈正雄さん(65)が選ばれ、会場では北橋健治市長による委嘱式も行なわれた。

草刈正雄さんが「市制55周年アンバサダー」に

草刈さんは「市制55周年アンバサダー」就任を受けて、こうコメントした。

「この歳でこういったお役目をいただいて、光栄に思います。年を重ねていくと、だんだん『ふるさとに帰りたい』、『あそこはどうなっているだろう』ということをよく考えます。向こうに帰る機会も増えると思います。道端ですれ違ったりした時には、遠慮なく声をかけてください。本当に今日は光栄です。ありがとうございました」 委嘱式での草刈正雄さん(左は北橋健治市長)
委嘱式での草刈正雄さん(左は北橋健治市長)

歓談中のアトラクションとして披露された「小倉祇園太鼓」では、草刈さんが「早打ち」に挑戦する場面も。県出身者をはじめとする来場者からは、歓声があがった。

太鼓をたたく草刈正雄さん(左は小倉祇園太鼓保存振興会・樽井副会長)
太鼓をたたく草刈正雄さん(左は小倉祇園太鼓保存振興会・樽井副会長)

市政PRスピーチでは北橋市長が、インバウンド(訪日外国人旅行)需要に加え、子育て支援などで「住みたい街」となりつつある点や、アニメや動画での情報発信への注力などを語った。また、新たに観光大使に任じられた原岡薫氏、袴着淳一氏、小森順二(GUNN)氏への委嘱式も行われた。

「バナナ姫ルナ」のコスプレは3月末まで

そんななか、JタウンネットK編集長が、ぜひとも会いたいと思っていたのが「バナナ姫ルナ」さんだ。厳密には「バナナ姫ルナのコスプレをした市職員」さん。観光課職員が2016年夏から、門司港のバナナをアピールするキャラクター「バナナ姫ルナ」のコスチュームに身を包み、市のPRに奔走しているのだ。しかし、惜しまれつつも18年3月末でのコスプレ活動終了が決まっている。

とはいえ「いつかお会いしたい」と思っていたが、いざ目の前にすると、緊張しすぎて声をかけられない。同行者Tに促されながら、写真を撮らせてもらうも、シャッターを押す指も震えてしまう。数枚撮ったところで断念して、小声で「ありがとうございました」と後ずさりしてしまった。

バナナ姫ルナさん
バナナ姫ルナさん

参加経験はないが、アイドルの握手会とかも、こんな気分になるのだろうか(違ってたらすみません)。「これでいいんだ。うん、いいんだ」と自分を落ち着かせながら、しばし呆然としていると、同行者Tの声がした。

「メディアなんですけど、撮らせてもらっていいですかぁ~?」

グイグイ話しかけるTに導かれるまま、カメラを構えるとファインダーには美女がおふたり。えっと、左側の方は、どなたですか?

左が大串奈央さん。カッコイイ立ち姿!
左が大串奈央さん。カッコイイ立ち姿!

こちらは、観光大使でロックミュージシャンの大串奈央さん。実は「バナナ姫ルナ」による市観光PR動画で、大串さんの楽曲「Red Wiener(レッド・ウィンナー)」が使われているのだ。PR動画では、「バナナ姫ルナ」が小倉城や門司港レトロ、市民の台所「旦過(たんが)市場」、関門トンネルなど、市内各地をスティック片手にめぐっている。

北九州市の公式サイト(18年2月16日時点)によると、今後の「バナナ姫ルナ」のスケジュールは、2月18日の「北九州マラソン2018」、3月11日の「ふれあいチャリティーウォーク開会式」(いずれも北九州市内)と、3月17、18日の「旅まつり名古屋2018」(名古屋市)とのこと。結局K編集長は話しかけられなかったが、もしかすると東京で会えるのは、最後の機会だったのかもしれない。

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