【知られざる世界の常識】なんと誕生日パーティーは主役の本人が主催!?日本と大違いのドイツの誕生日事情とは (2/3ページ)

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いつも呼ばれてばかりで、自分の誕生日パーティーはまったく開かないという人もいます。

・本人が職場や学校にケーキを焼いて持って行く

誕生日を迎えたドイツ人がみんなパーティーを開くわけではありませんが、自分の誕生日に職場や学校にケーキを焼いて持って行く人は少なくありません。「今日は私の誕生日だから食べてね」とケーキをお披露目し、居合わせた人から「おめでとう!」と祝いの言葉をかけてもらうのです。

そんな事情もあって、ドイツではケーキを手作りする習慣が盛んなので、スーパーなどでホールケーキを持ち運ぶためのプラスティックケースが売られています。

「ケーキ作り」といえば日本では女性の趣味のように思われがちですが、ドイツでは男性がケーキを焼くのは珍しいことではありません。筆者の夫(ドイツ人)は、子どもの頃、誕生日を迎えるといつもお父さんがケーキを焼いてくれたそうです。

・前祝いはタブー

日本では、誕生日当日にお祝いできないなら、誕生日を過ぎてからよりも当日を迎える前に祝うほうが望ましいという暗黙の了解があります。

しかし、ドイツでは誕生日の前祝いはタブー。誕生日を過ぎてから「おめでとう」の言葉をかけたり、プレゼントをあげたりするのは問題ありませんが、誕生日前にそれらをするのはNGなのです。

これは、「誕生日当日を迎える前にお祝いの言葉をもらうと早死にする」という迷信と関係しています。ドイツ人の知人や友人ができたら、うっかりフライングでお祝いしてしまわないように注意したいものですね。

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