記憶力を15%強化する新しいタイプの脳に埋め込むインプラントが開発される(米研究) (2/4ページ)
そこで今回のデバイスでは「閉ループ法」が採用され、外側側頭皮質で生じた神経活動を解読し、そのフィードバックに基づき電気刺激を調整する方法が考案された。

・必要な時にのみ脳を刺激。ペースメーカーの脳バージョン
実験に先立ち、研究チームは、各被験者が安静にしている時および単語リストを覚えようとしている時の脳活動のパターンを調査した。
その後のフォローアップのセッションでは、調査から明らかになった記憶している時の活動に照らして、システムのフィードバックから被験者が単語を思い出せる確率が低いと判断された場合、必ず外側側頭皮質を刺激した。
これはある意味で、ペースメーカーの脳バージョンとでも言えるかもしれない。デバイスが作動する前にセンサーによって状況を検出し、必要な時にのみ脳を刺激するのである。
この記憶強化の感覚について、被験者の1人はニューヨークタイムズのインタビューで次のように語っている。
「テストは楽しかったよ。でも正直な話、刺激でどう記憶に影響があったのかよく分からないんだ。何も感じないから。