人の心を読むAI(人工知能)。脳をスキャンし、人が心に思い浮かべた顔を再現する事に成功(カナダ研究) (2/3ページ)

この手法の先駆者であるエイドリアン・ネスター(Adrian Nestor)教授は、これまでもfMRIを用いて顔のイメージを再現することに成功していたが、今回ではより一般的で、携帯可能かつ安価なEEGを採用した。
EEGは解像度に優れ、認知の様子をミリ秒単位で細かく計測することができる。推定によれば、脳は目にした顔をきちんと描写するまでに0.17秒かかる。
今回、画像が提示されてから0.18秒後および5.83秒後の再現画像が公開されているが、その描写力は驚くべきものだ。fMRIでは秒単位でしか活動の計測ができないことを考えれば、その速度は桁違いである。
Do you see what I see? Harnessing brain waves can help reconstruct mental images
・日本でもニューラルネットワークで画像の再現に成功
従来のfMRI法では、脳の電気活動ではなく、血流の変化が計測される。京都大学の神谷之康教授らは、fMRIによるスキャンデータに基づきニューラルネットワークで画像を再現するという似たような装置を開発している。
こちらでは、まず50枚の自然の画像と被験者がそれを目にしている時のfMRIのデータを用いて、深層ニューラルネットワークを訓練した。