日本相撲協会の怒り収まらず「貴乃花特番」放送のテレ朝排除へ (1/2ページ)

まいじつ

makoto.h / PIXTA(ピクスタ)
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2月27日にテレビ朝日が定例の社長会見を行い、先ごろ放送した大相撲の貴乃花親方がインタビューに応じた特別番組『貴乃花親方105日沈黙破りすべてを語る』について、日本相撲協会が怒りを露わにした一件について、同局の角南源五社長自らが語った。

角南社長は「一連の流れで、さまざまな放送がされたが、皆さまそうだと思いますが、被害者側のコメントを聞きたい、知りたいというのは視聴者の要望ではなかったでしょうか」と問い掛け、「そういう視聴者の関心事に応えるものと捉えている。ですので、公共性、公益性の高い、視聴者の関心事を報じた報道番組との認識です。その認識の上で真相に迫るべきと考えて取材し、放送したものでございます」と主張した。

番組は元横綱の日馬富士による暴行問題に関連して、貴乃花親方のインタビューを中心に構成されていた。協会批判とも受け取れる内容が含まれ、テレビ朝日は協会に許可を得ずに放送に踏み切ったという。

放送された翌日、相撲協会は必要な申請書類が提出されず無許可のまま放送されたとして、テレビ朝日への対応を協議した。そのため、両国国技館で行われた再発防止検討委員会の会見に、テレビ朝日は出入り禁止の措置が取られた。

「報道が制約されるべきではない」

角南社長はその後の協会との関係について「再発防止検討委員会の会見、そちらにつきまして取材を断られたのは確かでございます。こちらに関しては協会の暴力問題への取り組みの一環であり、公共性があるものと思います。記者会見への出席などは制約されるべきではない。今後はそういうことが生じないようお願いしている」とした。

一連の経緯を取材したスポーツジャーナリストはこう言う。

「貴乃花親方のインタビューを番組で流したことと、再発防止検討委員会の会見の取材を拒否することはまた別問題で、“報道の自由”を踏みにじる行為に対してテレビ朝日上層部は激怒しています。

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