マレーシアで未知の言語が発見される。280人のみが話す「ジェデク語(Jedek)」(マレーシア) (2/3ページ)

image credit:Jedek speakers (Niclas Burenhult)
「これら単語のいくつかは、マレー半島の遠方にある別の地域で話されている他のアスリ諸語との繋がりを示唆していた。」
それは「ジェデク語(Jedek)」と命名され、280名ほどが話す。ジェデク語の話者グループは、かつてペルガウ川沿いで暮らしていたが、その後マレーシア北部に移住した狩猟採集民コミュニティの一部だ。
・予想外の発見に驚く研究者
論文の主執筆者であるジョアンナ・イェガー(Joanne Yager)博士はインタビューで、素晴らしいのはまったく意図されていない発見だったことだと語っている。
以前ジェデク語が話されている村が調査された時には、この言語の存在に誰も気がつかなかった。「それが存在するなんてちっとも知らなかった。未記載の言語であっても、ほとんどは存在自体は知られているのが普通だ」とイェガー博士は話す。
・ジェデク語はボキャブラリーに生活環境が大きく反映
その言葉がこれまで見過ごされてきた理由の1つは、正式名称がなかったことかもしれない。そこで、その言語でよく使用されている用語に基づき「ジェデク」と研究チームは呼ぶことにした。
プレスリリースによると、この新言語はそれが使われている社会の文化を反映しているという。
例えば、「盗む」「買う」「売る」といった所有権に関連する単語はないが、「共有」や「交換」に関する豊富なボキャブラリーがある。