広瀬すず『anone』期待外ればかりが続くドラマ?第7話は4.9%に急落

デイリーニュースオンライン

anone:日本テレビ公式サイトより
anone:日本テレビ公式サイトより

 広瀬すず(19)が主演を務める連続ドラマ『anone』(日本テレビ系)の第7話が2月28日に放送され、平均視聴率は前回の5.5%からさらに0.6ポイントを下げ4.9%(ビデオリサーチ調べ)だったことが分かった。初回こそ坂本裕二氏が規脚本を手掛けるドラマとあり視聴率9.2%をマークしたが、そこから7話まで視聴率は下降の一途。回復の兆しもないまま、ついに4%台に突入してしまった。

 第7話では、中世古理市(瑛太)の指導を受けて“偽札つくり”を本格的にはじめた青羽るい子(小林聡美)と持本舵(阿部サダヲ)。そして、中世古に弱みを握られているため、仕方なく偽札つくりに関わることになった林田亜乃音(田中裕子)。亜乃音の意向で、ハリカには内緒にし、バイトでいない時間に作業していたのだが、帰宅したハリカに印刷機の音を聞かれてしまい、みんなで偽札つくりをしていることがバレてしまう。

「私もやりたい!」というハリカだが、それを絶対に許さない亜乃音。だが、亜乃音がるい子と買い物に出かけている間に、持本はハリカに偽札つくりのやり方を教えて、一緒に作業してしまっていたのだ。ハリカを犯罪に巻き込みたくなかった亜乃音は「もっと自分が楽しむことを考えていいんだよ」と話す。それでもハリカは、神野彦星(清水尋也)との「もう一度、一緒に流れ星をみよう」という約束を守るため彦星を病気から救う必要があり、そのためには自分は捕まってでもいいからお金が欲しいと話した。

 そして、自分のことを本気で心配している亜乃音の気持ちを感じながらも、自分の夢のために偽札つくりをすることを決意したハリカと、それを受け入れて何かあったときは全力でハリカを守ると決めた亜乃音なのであった。

 今回は、こうしたハリカと亜乃音の「血のつながりはないけど“お互いに大切な存在”」という心温まるストーリーが組み込まれていたが、それよりも気になったのは持本のクズっぷり。“偽札つくり”を“悪”だと全く思っておらず、簡単に「ハリカちゃんにもやらせてあげれば」と言ってしまい、巻き込んでしまう神経に心底イライラしてしまった。るい子にしても、自分の息子から邪見に扱われ、家族からも見放されていると知ったときは可哀想な人だと思ったが、持本同様に犯罪に対する“悪い”という感情が希薄すぎる。
 このドラマ自体、性格や考え方に少々難のある“変わり者”しか登場していないが、坂本裕二氏脚本で同じように“変人”の集まりだった『カルテット』とは似ているように見えて全く異なる。『カルテット』が、シュールな笑いと小さなほっこり感を視聴者に与えてくれていたのに対し、『anone』がもたらすものはイライラと絶望感。

 唯一、「お金がなくてもまっとうに生きる方がいい」という考えの亜乃音だけが救いだが、ハリカとの絆を描くストーリーに心打たれる瞬間があっても、それをすぐに青島玲(江口のりこ)の非情な態度や、持本とるい子のとんちんかんなやり取りと道徳に背く行動で、あっとういう間にどん底に落とされる。だから、見ていて喪失感や絶望感しか残らないのだ。

 そんな話だから、このドラマの終着点に希望を抱いている人は少なく、毎回脱落者が出てしまうのだろう。平昌五輪の中継のため前回の放送から時間があいてしまったという影響もあるかもしれないが、それでも視聴率はますます下がっていく予感しかしない。せめて、最終回までには明るい希望の兆しが見えることを期待したい。

文・吉本あやか

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