サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「エポカドーロが混戦を制す」 (2/2ページ)
この中間も順調そのもので、1週前の追い切りも軽快かつリズミカル。動きのよさに藤原英調教師をはじめ、厩舎スタッフは「前走以上」と口をそろえるほどだ。
名繁殖牝馬ラヴオイルにさかのぼる欧州屈指の名門(短距離王で英チャンピオンサイヤーのホイッスラーなどが一族)の出。母ダイワパッションは重賞勝ち馬(GIIフィリーズレビューなど)で、今後の活躍も見込める逸材と言ってよく、晴雨にかかわらず大きく狙ってみたい。
連下の穴はパールドバイとルッジェーロだ。前者は未勝利を勝ち上がったばかりだが、一戦ごとに大きく良化し、この中間も順調そのもの。近親にオークス馬レディパステルがいる良血。要注意だ。
後者は、実績からダート馬のイメージを受けやすいが、血統からは芝馬。こちらも使われつつたくましくなっており、軽視は禁物だ。
阪神大賞典は、レインボーラインに期待する。
前走の有馬記念は8着に敗れたが、キタサンブラックが逃げ切ったもので、流れが向かなかった。それでもコンマ7秒差と大きく負けたわけではなく、レース後は放牧でリフレッシュされ、ここ目標にしっかり乗り込まれてきた。
仕上がり早のタイプで、久々でも不安はない。GIではちょい足りないが、得意な阪神での競馬。勝ち負けになっていい。