サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「エポカドーロが混戦を制す」 (1/2ページ)

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サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「エポカドーロが混戦を制す」

 中山競馬のメインは、スプリングS。周知のように先の弥生賞と並ぶ皐月賞のトライアルレースだ(3着までに優先出走権)。同じ距離で争われる弥生賞ほどではないが、それでも過去には、クラシック候補として名のあがった好素質馬が顔をそろえている。

 3冠馬になったナリタブライアン(94年)、オルフェーヴル(11年)は、弥生賞ではなく、ここを本番へのステップレースに選んで勝ち名乗りをあげており、03年にこのレースに馬単が導入されて以降を見てみると、その年のネオユニヴァース(ダービー)をはじめ、メイショウサムソン(ダービー、皐月賞)、アンライバルド(皐月賞)、前記オルフェーヴル、そしてロゴタイプ(皐月賞)、キタサンブラック(菊花賞)が、ここを勝ってクラシックを制しているのだ。

 それだけにファン必見の重賞と言っていいが、なるほど、今年も顔ぶれはそろっている。

 GI朝日杯FSで2着したステルヴィオを筆頭として、ライトカラカゼ、モーリスの全弟ルーカス、レノヴァール、そしてホッカイドウ競馬の雄ハッピーグリンらの面々だが、有力各馬の力量は高いレベルで拮抗しており、見応え満点の激しい競馬になること請け合い。馬券的にもおもしろくなりそうな一戦だ。

 馬単導入後のこれまでの15年間、その馬単で万馬券になったのは3回(馬連も同じ)。1番人気馬は4勝(2着5回)、2番人気馬は3勝(2着1回)。特に荒れることは少ないが、それでも1、2番人気馬でのワンツーはわずか1回。簡単に決まりそうもないことは確かだ。

 ハイレベルの混戦と書いたが、それでも素質は一枚上と評価したい馬がいる。エポカドーロがそれで、この馬をイチ推ししたい。

 前走、小倉での勝ちっぷりが実によかった。他馬を寄せつけず楽々と逃げ切ったものだが、少々緩い馬場(稍重)で、走破時計も標準を上回るものだった。

「この時期の3歳馬としては完成度が高い。今日は逃げたが、気性がよく、抑えても競馬ができる。楽しみな馬」

 とは、手綱を取った戸崎騎手の弁。この名手がホレ込み、引き続きコンビを組むのは強みだろう。

「サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「エポカドーロが混戦を制す」」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2018年 3/22号エポカドーロレインボーライン水戸正晴競馬スポーツなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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