ようやく見えてきたジャニーズ「ネット解禁」の思惑

まいじつ

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今年の1月31日に、ジャニーズ事務所が所属タレントの写真を条件付きでインターネットでの使用を解禁するというニュースが伝わってから、約1カ月半が経過した。その後も段階的に緩和が進んでいるものの、舞台やコンサートなど公演中の写真などが制限されており、全面解禁には至っていない。公演時の写真を制限する理由としては「公演に来た客にだけ見せたい」というジャニーズ事務所側の意図が透けて見える。

「いまの状況は、《記者会見、囲み取材、舞台あいさつなどタレント登壇時の写真は原則3枚までネット掲載が可能》というものです。一方、《2次使用の禁止》、《コンサートや舞台など公演中の写真は掲載不可》という制限事項は残っています」(ジャニーズライター)

公演時の写真がだめというケースについては、3月15日に新たな6人組アイドルグループ『King & Prince』がイベントを行う際に明確になった。

「東京都内でイベントを行い、5月23日にシングル曲『シンデレラガール』でデビューすることを発表しています。その際に楽曲も初披露されました。会場で報道陣に配られた用紙には《インターネット上での写真掲載はパフォーマンス時の写真以外とさせていただきます》との注意書きがあり、公演ではなくイベントであっても、パフォーマンス写真はNGという事例に現場の記者たちが直面しています」(芸能記者)

今後のジャニーズの「ネット戦略」

また、ジャニーズ事務所はテストケースとして、YouTubeの公式チャンネル『ジャニーズJr.チャンネル』を開設し、3月21日からも配信を発表するなど、ネットでの活動を開拓している。これと連動して、少しずつライブ映像も1カ月遅れでネット公開していく方向性だという。

「なぜライブ映像を流すのかいえば、許諾なくコンサート中に写真を撮影して売っているブロマイド屋や、写真集を作っている出版社などに対しての対策のためです」(同・記者)

いずれにせよ、ジャニーズ事務所が今後、ネット戦略をどう展開していくのか、さまざまな業界から注目が集まっている。

「ジャニーズ事務所は下位の方のグループからライブ中の映像や写真を少しずつネットにアップしていくでしょう。もはやほとんどの人がスマートフォンを持つようになったこの時代に、コンサートに行かないと歌うタレントが見られないなんて時代遅れも甚だしいです」(アイドル雑誌ライター)

ジャニーズアイドルがネット上で歌って踊る時代がすぐそこまで来ているようだ。

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