カブトムシを食べたアイドルについて:ロマン優光連載105 (2/4ページ)
〝かみつき!MAD-DOG〟のメンバーの中には抹茶らて利休さんという元〝ZOMBIE LOLITA〟の方がいます。〝ZOMBIE LOLITA〟というのは非常にわかりやすくいうと非常にアングラ臭の高い過激なゴスロリ・パフォーマンスユニットです。そういうパフォーマンスをやりそうにないキラキラ系や原宿系と言われるようなグループのメンバーがライブ中にそういうことをやれば衝撃度は高くなりますが、そういう経歴のメンバーがいるグループが虫を食べたところで、「そういうこともあるだろうな」と思ってしまいます。五木ひろしがコンサート中に全裸になって放尿したという話を聞いたらビビりますが、掟ポルシェがライブ中に全裸になって放尿したという話を聞いても、「今回は全裸だけでなく放尿までしたんだ。そういうこともあるんだな」くらいの感想しかでてこなさそうなのと一緒です。メンバー本人たちがいうように、そういう人脈の中にはもっと過激なライブをやってる人もいるでしょう。逆に、アングラな経歴を持つメンバーがいるわりには、かなりアイドルに寄せてきてる見せ方だと思います。炎上狙いとか、奇をてらったパフォーマンスというより、単に面白い特技を紹介したという解釈でいいんだと思っています。 事務所解雇は悲惨な話ではない
事務所解雇といっても、資金提供の打ち切りみたいな内容を見るに、世間一般的な雇用関係というよりは、提携に近い関係なんだったのではと感じます。現在はセルフ・プロデュースのアイドルも以前より増えており、Wackに代表されるような炎上狙いの運営が色々奇をてらったことを仕掛けてくる一方で、女の子たち本人が自分の頭で考えた結果、やりすぎたり、がんばりすぎたり、何か間違えてたりして奇妙なことが起こることもまた増えています。セルフ・プロデュースといっても色々な形があります。資金繰りやマネージメントまで完全に自分たちでやっているところ。そこは他人に任せてコンテンツ部分のみを制作しているところ。事務所に入っているのだが、無責任な運営に放置されてしまい、結果的に自分たちで全てやっていかざるを得なくなり、限りなくセルフ・プロデュースに近づいてしまったところ。