社会人の約4割が「仕事の才能がない」と思った経験アリ! 感じた瞬間1位は「ミスをしたとき」
・はい 96人(40.7%)
・いいえ 140人(59.3%)
なんと、およそ4割もの人が「自分には仕事の才能がない」と感じたことがあるという結果となりました。
成果がでないこと、段取りの悪さ……さまざまな理由でに「才能のなさ」を実感
理由を聞いてみると、「なかなか成果が出ないから。不景気だから……と言い訳しつつ、自分の限界を感じてしまうことがよくある(男性/30歳/学校・教育関連)」と、仕事の結果から才能に限界を感じる人や、「『おまえは向いてない』と言われたことがあるから(男性/36歳/運輸・倉庫)」といった周りの評価からそう感じた人などがいるようです。
また「周囲との連携が上手くいかず、仕事を溜め込んでしまう(女性/34歳/ソフトウェア)」「スケジュール管理、タイムマネジメントが苦手で締め切りに追われている(女性/34歳/学校・教育関連)」など、仕事の内容というよりは段取り的な部分で才能のなさを感じている人もいました。
反対に、「いいえ」と答えた人は「慣れれば問題なくこなせるから(男性/32歳/情報・IT)」「これまで同僚や上司に仕事のことで注意をされたことはないから(男性/35歳/機械・精密機器)」など、自分の仕事に難しさを感じることがあまりないという意見が多くみられました。
それでは実際、どんなときに仕事の才能がないと感じるのでしょうか。具体的に聞いてみました。
1位 ミスや失敗をしたとき 16人(16.7%)
効率よく仕事ができないとき 16人(16.7%)
3位 仕事が苦手だと感じたとき 13人(13.5%)
4位 センスがないと実感したとき 9人 (9.4%)
5位 アイデアが浮かばないとき 8人 (8.3%)
同率1位だったのは、「ミスや失敗をしたとき」と「効率よく仕事ができないとき」。他に「誰かに怒られたとき」や「同僚や部下の優秀さを目の当たりにしたとき」などという意見もありました。
具体的な理由や実際にあったエピソードなどを聞いてみると、「ミスや失敗をしたとき」と答えた人には「同じようなミスを繰り返してしまい、成長の兆しが見えないと上司に怒られたから(男性/35歳/食品・飲料)」など、ミスと怒られることがセットになったことで才能のなさを感じた人が多くみられました。
また、「効率よく仕事ができない」と答えた人は、「仕事の段取りをうまくできず、スピーディーにこなせないことがある(女性/34歳/食品・飲料)」や「人に仕事を頼むのが苦手なので、仕事を溜め込み、逆に迷惑をかけてしまう(女性/34歳/ソフトウェア)」など、仕事の段取りの悪さや抱え込みを挙げる人も。
さらに、「苦手だという思いに至ってしまうということは、頑張りとかそういうのが足りてないからかも……と思ってしまう(女性/32歳/自動車関連)」と反省する人や、「自分の課題や新しい取り組みを自分で考えていくことができなかった(女性/36歳/その他)」部分にセンスのなさを感じた人もいました。
「アイデアが浮かばないとき」と答えた人には、「もともと発想力に乏しく、新しいアイデアを思い浮かべることができないケースが多くあるから(男性/35歳/医薬品・化粧品)」と、自身のアイデアの貧困さを嘆く声も聞かれました。
ポイント1. ミスや失敗をしたとき、効率よく仕事ができないときに「才能がない」と感じることが多い!
ポイント2. 仕事の内容そのものより、仕事の進め方や周りとの関係を重視する人も多い
いかがでしたか? なかには「仕事をしたくないから」「仕事がつまらないのでやる気が出ないから」といった、そもそも仕事が好きではない、または仕事に興味がないという人もいましたが、多くの人は自分のミスや失敗、また効率の悪さに才能のなさを感じているよう。でも、逆に考えてみると、それは自分の弱点に気づいているということ。つまり、弱点さえ克服できれば「才能あり」に変われるということなのです。
簡単なことではないと思いますが、粘り強く自分の弱点に向き合い、克服することで、仕事の才能が開花し、ますます仕事が楽しく、やりがいのあるものに感じられるに違いありません。あきらめずにいろんな方法を試みることで、自分の「才能」を伸ばしていってくださいね!
文・落合由希
マイナビ学生の窓口調べ
調査期間:2017年10月
調査人数:社会人男性129人 社会人女性107人