解雇の声も?貴乃花親方が態度一変「告発状」取り下げで”貴の乱”終焉か
26日放送の『とくダネ!』(フジテレビ系)で、昨年11月の日馬富士の傷害事件以降、相撲協会と対立を深めている貴乃花親方の窮状が特集され、今後の理事会の方針次第では、親方に厳しい処分が下される見込みもあることが明らかになった。
日馬富士による弟子・貴ノ岩の暴行事件の対応から、相撲協会に不信感を抱き、協会と全面戦争とも言えるような行動に出てから4ヶ月半。この間、貴乃花親方は、協会に無断でのTV出演や、春場所直前に内閣府への「告発状」の提出、場所中の無断欠席、遅刻、早退など、いわゆる“貴の乱”がたびたびワイドショーやスポーツ紙で報じられていた。
しかし、春場所8日目の18日、貴乃花親方の弟子・新十両の貴公俊が、付け人を素手で3発殴打していたことが発覚。一転、それまでの強気の姿勢から窮地に追い込まれた。
これまで日馬富士の傷害事件に対し、「協会の対応は不十分」だとして、内閣府に告発状を提出し、暴力根絶を訴えてきた貴乃花親方。だが、自身の弟子の暴行問題で事態は一変し、師匠として謝罪に追い込まれた上、逆に「監督責任」を問われる立場になってしまった。この一件以降、内閣府へ提出した「告発状」を取り下げる意向も表明。また協会から注意されてきた遅刻や早退も控え、役員室にも顔を出すようになったという。
春場所を終えた昨晩、貴乃花親方は改めて会見を開き、貴公俊の暴行問題について「私、師匠としての責任が重いです。私自身ゼロから、全てをゼロにしてスタートする」「私自身が一兵卒でやり抜くという気持ちが、まず先だと思いますので……」「改めて貴公俊の指導・監督を十分にしていくという気持ちです」と、相撲協会との全面戦争に、白旗を上げるような反省の弁を述べた。
ただ、これで騒動が一段落したのかと思いきや、これから貴乃花親方には、いばらの道が待っているようだ。一連の“貴の乱”に不信感を抱いている親方衆が、近日に開かれる年寄総会と理事会で、この問題について貴乃花親方本人に説明を求めた上で、“処分”が下されるという。
番組では、錦戸親方が「(告発状を)取り下げたから良いのではない。(春場所)初日前の告発は協会の屋台骨が揺らぐ出来事」「(一連の騒動について)憤りを感じる。なぜこんなになってしまったのか、(親方衆)はみんな疑問に感じている」とのコメントを紹介した。
番組出演者の相撲レポーター・横野レイコ氏によると、貴乃花親方の処遇について、貴公俊の暴行問題の監督責任だけでなく、一連の問題行動の累積も合わせての処分が下される見込みが高いという。横野氏は「貴乃花親方が内閣府へ告発をした後に無断欠勤をしたことや、無断でのTV出演、研修会にも出ていなかったり、いろんなことが加味されて、(相撲協会内では)解雇という声もある」と、一部関係者の話を明かしながら「でも、私の予想では、そこまではいかないと思います。貴乃花親方は大事な存在。反省もされているので、(処分は)減俸か、(役員の)降格くらいではないか」と解説。一方で、番組MCの小倉智昭は、「告発文を出したことに関して、みんな腹の底には思っていることもあるでしょうし……」と、親方衆の心境を察する発言をした。
なお、貴乃花親方の処分の内容については29日に開かれる相撲協会の理事会で、決定する見通しだ。